2010年06月26日

犬と猫と人間と

ファルコ地方は昨日の日中からからずっと雨です。
昨夜も今朝も散歩に行けなかったので、ファルコは少しふてくされ気味ですが、私の方はちょうど届いた(今日が発売日の)DVDを観る時間が取れました。

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なかなか映画館まで足を運べなかったもので、DVD化されるのを心待ちにしていた作品。"犬と猫と人間と"です。

内容ですが、劇場で観た方々の感想等を読んで想像していた以上に素晴らしい作品でした。殺処分の現場を感情的に撮るのでもなく、不幸を引き起こす原因を糾弾しようというのでもなく、悲しい現実の中にありながらも何とか良くしようと"行動"する人達の希望が淡々と描かれていて引き込まれます。

ほとんどのシーンで制作スタッフの感情は押し殺されていますが、2007年末から2008年初頭に話題になった"崖っぷち犬"に関わるエピソードでは、不条理なマスコミ報道に対する憤りが映像の中に染み出していました。それでも、それを追いかけるのではなく、同時に進行していた子供達が捨て犬を育てて里親を見つける話(チロリを彷彿させるエピソード)にスポットを当てておられる姿勢に心を打たれました。

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"特典"の中には、この子供達に助けられた子犬達のその後の映像も含まれていました。本作品の中では(敢えて?)触れられているわけではありませんが、あれだけテレビで騒がれた"崖っぷち犬"のリンリンが、結局動物愛護管理センターに戻ってきていることとの対比には考えさせられるものがありますね。
A dog is for life, not just for Christmas

地球生物会議ALIVEの調査によると、1997年度の犬の殺処分数が 356,155頭であったのが 2008年度には 84,264頭、何と4分の1以下にまで減少しているそうです (その一方で猫の処分数は 290,445匹から 202,228匹とあまり大きな変化はみられませんが)。
たった10年ほどで、日本の捨て犬を取り巻く環境は驚くほど改善したということになります。ネット上でも数多くのボランティアの方々が、一頭でも多く救おうと尽力されているのを目にして、いつも頭が下がる思いでいるのですが、その努力や不妊手術の普及啓蒙活動が報われつつあるということなのでしょう。

とはいっても、イギリスや殺処分ゼロを掲げるドイツには遠く及ばないのも厳しい現実のようですね。
私は数年前までアメリカをいわゆる"ペット先進国"だと思っていたのですが、少なくとも殺処分数だけを見る限りは日本より劣悪な状態にあると言わざるをえないようです。(このページが端的にまとめてくださっています。)
日本ほどの犬種の"流行り"はないのかもしれませんが、デザイナードッグをもてはやすような土壌と殺処分数には何らかの因果関係があるのではないかと疑いたくもなってしまいます。"引き綱条例"に関しても日本とアメリカは、イギリス、ドイツ等のヨーロッパ諸国とは一線を画していますね。

そんなアメリカでも犬猫の店頭販売に反対する声が高まっているようです。
"犬と猫と人間と"の中では、イギリスも60年前は"市場"で犬を買うことが当たり前だったという話が出てきます。
さて、日本は、それ以前に私自身はどうしていけば良いんでしょうね。
・・・

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雨はひどくなるばかり。
ちょっとトレーニングしたくらいで、後はグダグダするしかないファル。

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結局夕方も散歩に行けなかったねぇ...もうやだ〜(悲しい顔)
明日に微かな望みを託して"かーちゃん"のベッドでフテ寝しておりました。
posted by Tosh at 20:13| Comment(4) | 雑記帳