当然、ファルコは大喜び! 最初の内はしつこく付きまとって遊びに誘いまくっておりました。ですが、リリィは12歳で体力が衰えてきているので、ファルコの望むような激しい遊びは無理。幸いファルもその辺りのことがわかってきたようで、一日経つとスピードのある誘い方はしなくなりました。

ウチの近所は坂が多いので、散歩は一緒には行けません。朝夕や曇っている時間帯に、庭でしばらく自由に遊ばせるくらいしかできないのは少し残念です。
家の中でもそうなんですが、リリィが移動すると、ファルコはその横や後ろをずっと付いて歩きます。まるでエスコートするように。

そのくせ、昨日から何度かリリィにマウンティングしようとしているのにはビックリしました。3ヶ月で迎えた頃に"ぬいぐるみ"に乗っかかっていた時以来です。たぶん遊びに誘う行動なんでしょうが、リリィもその行動はイヤみたいで、基本的には何をされても平気な子なのに、"ガルル"と唸っておりました。同時に私も叱る(普段はしないことです)ので、その後のファルコのバツの悪そうな表情といったら...

ファルコはどちらかというと犬が好き、リリィは人の方がより好きなタイプだと思います。特に室内にいる時に、その性格の違いが明確になります。
リリィは若犬の頃から人にベッタリ甘えたがって、お腹を撫でさせてグルグルと喜びの声を発し、人の顔をベロベロ舐めまくるのですが、ファルはそういった行動をあまり見せません。自分から(少なくとも私には)ぴと〜とくっついてくることは稀ですし、こちらがベタベタしようとすると隙を見て逃げて行ってしまうタイプ。近くにさえ居てくれたらそれで良いと思っているようなのです。

人間も歳をとると子供に戻るといったことを聞きますが、リリィはまるでパピーのように(家の中では)覚束ない足取りで私に付きまといます。ファルコは嫉妬しているような行動は見せないのですが、昨日くらいから、リリィがストレートに私に甘えているのを遠巻きに見ている表情がなんか微妙なんです。"とーちゃんが別の子(それが大好きなリリィ姉ちゃんだとしても)ばっかり構ってて、なんかモヤモヤする"と感じているとしか思えないようなちょっと曇った表情。
だからと言って間に割って入ったり、拗ねて見せたりするわけではないですし、自分のベッドを使われようが、お水を先に飲まれようがイヤな顔はしないんですけどねぇ。

リリィは耳掃除や薬の塗布、トイレのために外に出すといったことが必要なので、どうしてもファルを置いてきぼりにする時間ができてしまうので、本当はそれを気にしているのかなぁ... そう考えると、マウンティングも、"ボクの方がウチの子なんだよ!"という意味があるのかと少し勘ぐっているところです。今回のリリィの訪問は明日の夜までの4日間だけですが、一人っ子から多頭飼いに切り替える時には、いろいろ気を使う必要があるだろうなと改めて感じた次第。

後一日だけだけど、ファルともたくさん遊んで、おっちゃんにも充分甘えてから帰ってね!