ナットを預かり始めた時まで、6時間以上の留守番をファルコにさせる時にはトイレ併設のサークルに入れていました。2歳になった頃から散歩時に用を足すのを好むようにはなったのですが、10時間ほどの留守番ではだいたい 2回おしっこが出るようで、ウンチもしてあることが多かったのです。
ナットにサークルを譲った後は、同じトイレシーツを敷いたトレイを別の場所に置いてあったのですが、10時間の留守番を何度させてもファルは全く排便/排尿をしてくれませんでした。Peeも Pooもしないのはナットも同じで、半月経っても一度もトイレを使っていません。
我が家は 11時間くらいまでの留守番をさせることが多いので、二頭とも我慢し続けずに用を足して欲しいと願っているのですが...
というわけで、みかちゅーさんにもアドバイスをいただいて、今日(5/1)はトイレトレーニング(我慢比べ)に挑戦したのです。
トレイとトイレシーツの足裏感覚だけではダメなようなので、ファルがずっと使ってきたトイレと同じシリーズのサークルを購入しました。全く同じものは設置スペースが足りなかったので大きさは半分しかありませんが、何とか記憶を呼び覚ましてくれることを期待したわけです。
いつもは就寝前の 0時頃に庭に出すのですが、昨夜はそれをはしょったので、20時前が最後の用便でした。朝のごはんを遅めに済ませた後、二頭をそれぞれトイレに押し込みます。既に半日以上経っているので、少なくともどちらかはおしっこくらいしてくれると思ったのですが...
"なんでこんな仕打ちをされるんだろう!?"と言わんばかりの恨めしそうな眼差しを投げかけてくるだけで、全くその気になってくれません。

ファルコは 3ヶ月のパピーで
やってきた日にトイレを理解してくれて、(ほんの数回は別の場所で粗相もしましたが)トイレを教えることに苦労はなかったのです。排尿/排便を促すコマンドも教えようとしてきたつもりですが、留守が多いこともあってほとんど理解をしてくれていませんでした。
そういった楽をしてきたツケが回ってきてしまった格好ですね。
おそらく外飼いだったろうと推測されるナットは、私達の望みがわかるはずもなく、我慢の限界が来てくれるのを祈るばかりでした。
そのうち 2頭ともトイレ(と飼い主は考えている場所)で寝てしまったので、これは手強いと補助策を求めてネット検索。
利尿作用があるとされるサイプレスのアロマを焚き、動画等も参考にしてにわか仕込みで下腹部のマッサージや圧迫排尿を試みてみるものの全く効果なし。膀胱の場所はおおよそ理解できたものの、力加減がわからないのです。こんなことなら一昨日に獣医さんに行った際に教えてもらうべきだったと悔やんでも後の祭りです。
お昼頃には長期戦を覚悟して二頭をクレートに移動させました。狭いところで眠らせて、寝起きに歩き出すことで排尿を促す作戦です。
"散歩も行ってないし、これは何の罰ゲーム?"と怪訝そうなナット。
ファルも届いたばかりの二代目 SofKrateでふてくされています。
初代のは、実はナットを連れ帰る際にビリビリにされちゃったのです。
初めての子を運ぶのにソフトクレートを使うなんて全くもって非常識なわけですが、ファルコという"悪さ"をしない犬と暮らしてきた中で "平和ボケ"していたことを痛感させられた事件でした。最後のおしっこから 20時間以上経った午後4時過ぎ、二頭をそれぞれのトイレに移しました。"ワンツー"とか"ピーピー"とか、ちゃんと理解してないのだろう声符をかけても、当然のように無反応。しばらくしてから圧迫排尿に再挑戦してみるものの、ほとんど嫌がるそぶりも見せずに困った顔をするだけ...
二頭ともに我慢を続けているせいか動作がゆっくりになっているのが不憫になり、ついに諦めることにしました。夕方の散歩にも行けずじまいだと本物の虐待になってしまいそうに思ったのです。
庭に出してしばらくすると二頭とも大量のおしっこをしました。ウンチもたっぷりと。飼い主の都合で長時間がまんさせてゴメンね。
結局、トイレを覚えてもらう方法は、今回は暗礁に乗り上げてしまった格好です。が、毎日ガマンを続けることは体に良いはずがないので、もう一度計画を立て直して(再度心を鬼にして)挑戦しなくちゃと考えているところです。
天気予報どおり夕方には雨は上がっていました。
カミさんは出かけていたので二頭引きで散歩にでかけます。一人で二頭を連れ出す際は写真をあきらめてきたのですが、胸ポケットに治まり片手で操作できるコンデジなら大丈夫かもしれないと初挑戦してみました。
池の端で初めて会ったのは 10歳になるラムちゃんです。
ファルコは犬と遊びたがり(とはいってもシグナルを読んでました)、...
ナットの方は飼い主さん達に擦り寄っていました。

それぞれの性格がよく表れていたシーンです。
ナットにとっては初めてのアスレチックコースにやってきました。
ARKさんから、一ヶ月くらいは急に帰巣本能に目覚めることもあると指導を受けているので、誰もいない山の中の広場でもリードを外して自由に走らせてやれないのが残念でした。
ちなみに、遠くのファルは、小川での水遊びに出張中なんですよ。

飼い主の側はひどい仕打ちをした(のに成果がなかった)一日だったと悔やんでいるのですが、お二人さんはそれほど気にしてない素振りでいてくれるのがせめてもの救いです。
ちょっと暗いネタだったので、一昨日に撮った明るい花の写真も掲載しておきましょう。
茶花として知られるムシカリ。ガクアジサイと同様に、周りの大きな花弁状のものは装飾花だそうですね。バックの黄色はユーフォルビアです。
ユキヤナギと同属のシジミバナです。小さな八重の花がとても魅力的。
ヒペリカムの一種。これもハーブにすれば精神安定作用があるのかなぁ?
ちなみに花言葉には "悲しみは続かない"というのもあるそうです。
お気に入りのウァバを銜えて駆けるナット。くよくよせずに前進しようね!