また、ハーネス絡みの記事なんですが...

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ハーネス・ジプシー"の記事の最後で "もう一つだけ...注文してある"と書いたハーネスが土曜日にようやく到着しました。
実はコレ、最初に注文したのは Niggelohや Nordkynよりも早い 6/10だったのです。ところが最初のショップは 2日後に "日本には送れない"と断りの連絡が... 6/14に別のショップで注文したところ(督促もしたのですが) 8/2になって "仕入れ先が輸入を止めたから"とまたもや振られました

。# キャンセルするならもっと早くして欲しいものです!

8/3に注文したのは
K9 Trail Timeというショップで、三度目の正直で 1週間あまりの迅速さで届けてくれたという紆余曲折の代物。
途中で諦めれば良さそうなものを、何をそんなにムキになって入手したかというと... "CaniX"(UK)の公式アイテムみたいだったから。
CaniX? この単語をご存知の方はきっと少ないと思います。というか私自身も3ヶ月前までは知りませんでした

。
夏のハーネス探しを個人輸入に拡げた時点で、狩猟関連と犬ぞり関連のショップを重点的に探すことにしました。そんな中でこの名称に出会ったのです。
CaniX より広く知られている単語としては Canicross (Cani-cross)。
カニックスあるいはカニクロスと読むドッグスポーツの一つです。
どんなものかというと、犬ぞり(Dog Sledding) -> Skijoringや Bikejoringの流れを汲んで、"そり"や自転車の代わりに直接人間を犬に引っ張らせるという発想のもの。実際には人間と一緒に野山を走る(Cross-countryする)わけで、ハスキーやマラミュートに限らず多くの犬が持っている"引っ張る"本能を活かしたスポーツと言えます。
近年、ヨーロッパ各国で人気となり、最近はアメリカにもその流れが。
日本でもカニクロスの名前で競技はおこなわれているようですが、私が調べた限りは 50m、100m、200mという短距離でしか競技がおこなわれていないようです。
ヨーロッパでは、数100m(子供用)から 数Kmというのが一般的で、当然途中には分岐点などもあるので、人の指示に従って進行方向を変えるコミュニケーションも要求されるもののようなんですが...
このスポーツをするにあたって必要なギアは、犬用には引っ張った時に負担の少ないハーネス、人間用にはウェストベルト。それを結ぶ (通常はショック軽減機構をもった?)ライン(リード)だけ。
手軽にどこでも、犬と一緒に(しかも大抵の犬が喜ぶ方法で!)運動ができるということで人気を博しているようです。
百聞は一見に如かず、YouTubeで見つけたビデオを紹介させていただきます。
この他にも、"canix", "canicross"などで検索するとたくさんの動画がヒットします。イギリスでは 15秒といった時間を空けて一組ずつスタートするようですが、一斉スタートのビデオもあるので、ローカルルールはいろいろ違うのかもしれません。
上のビデオでは人間も犬もが和気あいあいと楽しそうですよね!
お使いのハーネスは、X-back(クロスバック)と呼ばれる犬ぞり用をはじめ、いろんなものが使われていますし、それぞれのペアが自分たちのペースで参加できる敷居の低いスポーツのようです。
で、上のビデオ中にも時々出てくる(主催者?の)
CaniX UK。そのショップを覗いた際に販売されていたのが、今回入手した Euro Short Harness(と Euro Harness)だったのです。# 現在は取り扱いを止められたように見える上に、サーバ証明書の期限が切れていたりしますが...
長期間待って届いてみたら、モノとしては(予想していたとおり)
Zero DCの SHORT Harness (Euro Harnessの方は、同社の FASTER Harness)だったわけですが、背中のベルトにロゴの入った "CaniX(UK)"仕様でした。
とりあえず満足!と言いたいところなんですが、実はちょっと難点も。
このハーネスはネックでサイズを選ぶように指定されています。今回は 48〜56cmに適合する Mサイズを購入したのですが、それほど胸が深くないナットでも後ろ(胸回り)のベルトがギリギリだったのです。
実はこれはある程度予感していたことでした。Nordkynのハーネスを注文した際に、Neckは胸骨の上にかかるように計測することが
書かれていたからです。
ナットのカラーを選ぶ際の計測値は首回り 46cm、頭回り 50cm、胸骨までの値は 約60cmです。Nordkynの指示が一般的かどうかわからなかったもので、Lにすべきか迷ったあげく Mサイズを注文してしまったのでした

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この手の(Sled系の)ハーネスを海外に注文される際は、こういったこともあるということにご注意くださいね。
以前から、ナットと一緒にできるアクティビティを探してきました。
リトリーブ欲は少ないし、ディスクにもあまり反応しない。自由に駆け回るのは大好きだけど、治療のために混合ワクチンも狂犬病予防接種も延期している状態では、いわゆるドッグランには入れてもらえないし...
そんな思いの中で見つけた CaniX。これならナットと楽しめるはず!! と飛びついたわけです。
最初にこのハーネスを注文した 6月上旬は、ナットの抗がん剤治療が順調に進んでいたので、きっと秋には一旦は完全寛解と診断していただけるんじゃないかと勝手な想像をしていました。再発するまでの無治療期間には、気兼ねなく走れるはずだと期待していたわけです。
# 問題があるのは私の方で、ちょっとは減量に取り組まないと一緒に走れないという危機感は持っていましたが...

結局、現時点では無治療期間を期待はできないと認識しています。でも、本犬は病気を感じさせないくらい元気で、駆け回るのを喜びとしています。
抗がん剤投与後数日間は控えるべきでしょうが、その合間に CaniXのマネゴトくらいはできると思われます。
中くらいの池の遊歩道や、"迷いの森"などの土の道を昼間に走りたいところですが、この盛夏には無理な話。夜はイノシシとの遭遇や躓くなどの危険があるので、安全な大きな池の周回路(ジョギングをされている方も多い道)を走れればとも思うのですが、こちらはアスファルトの舗装路です。
ファルコが若犬だった頃には、(体を作るために)区間を決めて走っていたこともあるのですが、パッドを痛めたこともありました。ナットに外傷を負わすことはできないとブーツも購入してあるのですが... 初めて装着した時には噛んで外そうとするし、二回目の今回は、足を高く上げて叩き付けるような変な歩き方をしている間に、一つ、二つと脱げてしまいました

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まぁ、この暑さでは、あとひと月くらい経たないと私自身も走る気にならないので、その間にブーツにも慣れてもらおうと思っているところです。
"CaniX"ロゴ付きの新着ハーネスは少し小さいかもしれないので、とりあえずは別のハーネスと普通のリードを手に持って走ってみるつもりです。
が、慣れてきたら Joring System for Dog-Pulling Activities">OmnijoreというRuffwear社のハーネスとリード、ベルトがセットになったのを買ってしまうかもしれませんケドね
。週末のファルコの写真も少しだけ。
ナットを病院に預けている間に、"振り向き実験"に再挑戦しました。
今回はなんとかデータになる
ビデオが撮れました。ほっ。
雨の予報が出ていた週末でしたが、まとまった降水はありませんでした。
元気がなくなっている庭木のために、そして今度の週末に予定しているご近所ワンズでの川遊びを楽しくするためにも、そろそろある程度の量の雨が欲しいところなんですがねぇ...