連休初日の昨日(23日)、家族全員で京都に出かけてきました。
少し前までナットの状態が酷かったのに(というか まだ本調子ではないのに)遠出をさせたのは、ひとえに私のわがままです。
一昨日の夜まで、私も正直言うと迷っていましたし、カミさんは反対していました。当然のことだと思います。が、昨朝は本当にナットの調子が良さそうだったので、彼女も私の無理を聞いてくれたという状況でした。
実は
昨秋ファルコとお邪魔した、
CAMP-WANの調査の予定があったのです。
秋口に協力依頼を受けたものの、ちょうどナットの腫瘍が再び目立ち始めた時期だったもので延ばし延ばしになっていました。少し安定したと考えて(具合がばたばたと悪くなる前の)10月末に予約を入れさせていただいていたのが昨日でした。
一週間前の時点では、ファルコも含めてキャンセルさせていただくのが正しい(迷惑をかけない)とわかっていました。が、断りの連絡をすることは、ナットの回復を諦めることのような気がして、書きかけたメールを出せずじまい。そうこうする間に、予想していた以上に抗がん剤が効いてくれたわけです。
直前になってからですが、ナットの容態が悪いようならファルコだけを連れて行く旨を連絡したところ、前回もお世話になった高岡さんから"無理をしないで"との言葉もいただいていました。
が、あまり問題がなさそうなら、私は多少のリスクは覚悟の上で、ナットを連れて行きたかったのです。
ナットは落ち着きがない(興奮しやすい)ので、調査にならず研究で使えるデータが取れないかもしれないことは事前にご理解いただいていました。それでも、ナットという犬の行動を、研究者の方に見てもらっておきたかった。どこかで、犬と人を繋ぐ研究に寄与してくれるかもしれないという希望を持っていたかった...
まるで奇跡のように、一昨夜には平常を取り戻したナット。
もちろん負担になることはわかっていましたが、迷いを吹っ切って連れて行く覚悟を決めるのをナットが後押ししてくれたようにも思えました。
上の二枚は、調査室に出向く前にトイレ休憩(と時間調整)のために立ち寄った宝ケ池公園でのもの。秋の京都の渋滞でギリギリになっていたもので、散歩が全くできなかったのは残念でした。
調査の方はというと... ナットは予想どおりの落ち着きの無さ

。まともなデータにはならなかったような気がします。
CAMP-WANのブログでは "おふたりとも落ち着いていて"なんて書いてくださっていますが、さすがにソレはリップサービスが過ぎるでしょう!

でも、ファルコとともに皆さんに可愛がっていただけたナット。きっと良い思い出にしてくれたと思います。
昨日は終始ごきげんさんで興奮状態が長く、さすがに少し疲れたさせてしまったようで、今朝のナットはちょっとテンション低め。
が、軽いお散歩には問題がなさそうです。本当に久しぶりに、家族揃ってのお散歩に出発しました。
誰にも会えないのを残念に思いながらも、池をぐるっと回るのは止めて、早くも紅葉の終わりかけた園地の辺りで引き返すことにしました。
と、"三角"まで戻ってきたところで、ずっとナットのことを心配してくださっているポンタ君のお母さんとお父さんがやって来られました。
今度はジェイミーちゃんと柴三郎君達。
まずは、柴君のお母さんに回復を喜んでもらったナット。
次はジェイミーのお母さんに撫でてもらってうっとり。
大好きな柴三郎君とも挨拶をできて良かったね!
ゴン君ちも来られて、お母さんに甘えるナットと、レトらしい挨拶に興じるジェイミーちゃん、ゴン君とファルコ。
ガク君のお父さんもずっと気にかけてくださっています。
夕方の散歩はショートコースでしたが、エルビン君とお母さんに会えてお祝いの言葉をいただきました。
もちろん今日散歩で会えた皆さんだけじゃなく、多くの方々がナットのことを気にかけて心配してくださっています。本当にありがたいことです。
皆さんの愛情を受けとめて、もっと良くならなくっちゃね、ナット!!