
昨夏バルセロナでおこなわれた第3回のCanine Science Forum(CSF)に参加された CAMP-WANの高岡さんから、次回のCSFはロンドンでおこなわれる予定だと聞いています。第1回が 2008年のブダペスト、第2回は 2010年にウィーンでと 2年毎におこなわれている会議なので、第4回は来年(2014年)のおそらくは夏。
去年のバルセロナは、(行ってみたい街でもあるので)観光がてらヒヤカシに行こうかと考えていたのですが、ナットの発病でとてもそんなことを言っていられなくなりました。
イギリスは好きな国だし、できれば来年は見に行きたいと画策中です。
で、予想どおりならあと1年に迫ってきたので、ぼちぼちサイトが立ち上がってスケジュールくらいは明らかになってないかと検索をしてみました(実は、半年ほど前から定期的に...)。
が、(Facebookも含めて)Webサイトはまだ無いみたいだし、今のところ情報は全く見つからないんですよね...
2013/10/21 追記: 第4回のCanine Science Forumは英国のリンカンで開催されることになったようです。公式サイトはこちらです。で、関連する記事を書きました。

てなことをやっている際に、昨夜たまたま見つけたのが、来週末におこなわれる SPARCS (Initiative)の SPARCS 2013 International Conferenceというイベントです。
SPARCS というのは Society for the Promotion of Applied Research in Canine Scienceの略のようですが、もともとは The Pawsitive Packleader Inc.というドッグトレーニング会社内のプロジェクト Seattle Pawsitive Association for Research in Canine Scienceの頭文字を引き継いで付けられた名前のようです。
# ちなみに "Pawsitive"というのは、"Paws"+"Positive"の造語で、陽性強化系のトレーナーさんたちが好んで使う言葉のようですね。
6月28日から30日の3日間、アメリカのシアトル近郊で著名な犬の研究者を集めて講演等がおこなわれます。毎日異なるテーマ(起源、社会的行動と情動、認知行動)のもと、各研究者が発表をおこなって、パネルディスカッションで締めるというプログラム。

ちなみに講演者として名前が挙げられているのは、下記の方々。なんと、門外漢の私でさえほとんどの方を知っているという超豪華メンバーです!
Marc Bekoff
Raymond Coppinger
Michael W. Fox
Alexandra Horowitz
Kathryn Lord
Ádám Miklósi
Monique Udell
Clive Wynne
どれも興味あるテーマなので、可能なら見に行きたいような内容です。が、さすがに今からじゃ参加は無理と残念に思ったのですが...
なんと、無料でライブ・ストリーミングをおこなってくださるようです


"こりゃぁ 見るしかないでしょ!"というわけで、ストリーミングが始まったら教えてくれるというフォームにすぐ登録したのですが... 冷静に考えてみると、英語力の貧弱な私がライブでどれだけ理解できるかは甚だ疑問です

それに深夜1時から朝の9時までが講演(で 10時までパネルディスカッション)なので、どれだけコンピュータに張り付いていられるか(眠気に打ち勝って)も自信がないしなぁ...
どなたか英語が得意で宵っ張りな方が、日本語でダイジェスト報告してくださらないかと他力本願なことも願うのですが... まぁ、望み薄でしょうね

以前の記事で紹介したUCLAの"犬と人の共進化"のシンポジウム、あるいはTEDのように後で好きな時に視聴できるように公開してくださることを期待しています。更に言うなら Proceedingsをダウンロードできると最高なんだけどなぁ。< 欲張り過ぎ!
2013/10/21 追記: SPARCSの全セッションは、いつでも試聴できる Video Archiveとして公開されました。ただし、有料会員のみの権利になっています。上の追記と重複しますが、関連する記事を書きました。