2013年12月01日

AND I LOVE YOU

今朝は5時頃に目が覚めました。
外を見るとごく薄い月が山の端から上ってきています。月齢を調べると27.6。明日には糸のように細くなり、12/4以降にまた新たに姿を現すでしょう。

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"満つれば欠くる"といった言葉があるように、昔の人は月が欠けていく姿に栄枯盛衰のマイナス側を感じたのでしょうか。しかしなぜ欠けていくのかをどう捉えていたのかは気になります。新月の前後には薄く光る月の横にぼんやりと丸い形が見えることを、現代人よりも"眼"が良かったかもしれない古代の人達が見逃したとは思えないのです。

もちろん月の公転や地球照のことは知らなかったはずですが、決して"つごもりには月が無くなる"と考えていたわけではないように思います。
"見えなくなるだけであって存在はしている"という認識は、仏教の影響もある昔の日本人には今よりもずっと自然に感じられたかもしれません。ひょっとしたら、空不異色とか空即是色を実感できたのかもしれないなんていう戯れ言をぼんやりと考えている間に空が明るくなってきました。

ちょうど一年前と同じように、7時頃には陽が昇り始めます。暖かい光に包まれる頃になって、私はこのブログのデザインを少しだけ変更しました。
陽の光に隠されて、月の姿はもう見えません。が、そこに在ることは確かです。明るい月夜とは逆に、我々自身(地球)が月を照らしているというのも素敵な事実。やはり、たいせつなものは目に見えないのかもしれませんね。

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小学生の頃、私は夏休みの宿題をぎりぎりまで消化しない方の子どもでした。サボっていた自分が悪いくせに、その頃から変に完全主義の傾向があった私は、ぎりぎりになって慌てて仕上げた満足いかない作品を休み明けに提出するのが嫌でしょうがなかった記憶もあります。
歳をとってもそのダメな性格は直っていないようです。

"ナットの宿題"の中で、"大災害等が起こった際に、当たり前のように犬達と一緒に避難生活できる社会"を作りたいと思っていることを書きました。
が、この目標は漠然としていて、そのままでは自分が何を為すべきかということに直結していません。私はまたもや宿題を仕上げないままに時を過ごしてしまったようです。
実のところ、今日の時点でもまだ明確になっていないことだらけで、とても"提出"できる状態じゃないのですが、"行動"を後回しにしてきた私自身への自戒も込めて、今考えていることを書き記しておきたいと思います。

先の記事で、国が"災害時の同行避難"について旗を振ってくれたとしても、それが本当に問題なくできるためには、犬を取り巻く社会を変えておかなければならないと考えていることにも触れました。
1. 犬側の問題として、他犬や家族以外の人間と仲良くできること
2. 人側の問題として、犬が居ることに抵抗感のある人を減らすこと

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1.に関連すると思われることで、以前からこんなふうな世の中にしたいと思ってきたことは、"(特に幼体の)生体展示販売を減らす"ということでした。

日本人にはどうも周りに流される方が多いようで、テレビのCMである犬種が取り上げられると、あっという間に流行したりする。しかし、いわゆるペットショップに仔犬がいなければ、"あ、あの犬だ!"といった衝動買いはかなり抑えることができると思います。また、自分のライフスタイルに合った犬を選ぶといった冷静な行動を促しやすくもなるでしょう。
もちろん、それと同時に、幼齢で親から引き離され、水槽のような見世物箱で刺激に晒し続けられ、社会化の機会を奪われることもなくなり、ひいては悪質なパピーミルを撲滅していくことにも繋がるはずです。

以前にも書いたことがあるかもしれませんが、ペットショップから迎えられた犬であっても、とても性格が良い子がいることは実際に経験して知っています。が、それ以上に、社会化不足&飼い主の意識の低さによって見ていてイヤになるような流行犬と飼い主が多いのも事実でしょう。

まじめなシリアスブリーダーさんは、それだけでは食っていけないのは日本に限ったことではないそうです。ましてや日本ではそうかもしれません。行き過ぎた純血種繁殖にも問題はありますが、ショーで勝つことだけを考えているのではない、トータルに犬種の将来を考えている犬舎が評価されるような世の中になることを目指したいものです。

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2.に関連することで従来から考えてきたのは、"オフリードが許容される社会にしたい(戻したい)"ということでした。

おかしな繁殖をされたり、まともな愛情をかけずに"モノ"として幼い状態で流通させられたり... そういったことがなければ、ほとんどの犬は人間に危害を及ぼすような生き物ではないはずです。そういった好ましくない遺伝子が淘汰されてきたからこそ"犬"という種族ができたわけですし、その恩恵を蒙って"人"は世界を手に入れたのですから。

犬が危険な"獣"ではなく人類のパートナーであることを、一部の愛犬家は当然のように知っています。が、まともな犬と触れ合う機会が少なかった、あるいは間違った接し方をしてしまった方は"犬は怖い"と思い込み、さらに犬を遠ざけることで溝は深まるばかり...
これを解決するには長い時間がかかるのかもしれません。子供たちに犬との接し方を教えるといった地道な取り組みを重ねることは必須でしょう。が、大人になった時に"犬は隔離すべきもの"という常識がまかり通っていたら、その効果も疑わしいものがあります。私は大人にも(大人にこそ)犬が近くにいることを日常的に経験してもらうことが重要じゃないかと考えているのです。

念頭にあるのは、ロンドンの公園で見た犬と人との関係。
きちんと育てられた(と思われる)大人の犬は、こちらがシグナルを出さない限り他人に寄って行くことはしません。他人とすれ違うのと同じ感覚で犬が通り過ぎるのを何とも思わないのは、少し前までの人類の(多くの文化における)常識だったはずです。# 通り魔殺人やノックアウト・ゲームが取りざたされる現代においては、人間どうしの方がずっと危険なはずなのに...

もちろん、いきなりイギリスやドイツのような"市民権"を犬達と飼い主に与えてしまうととんでもない結果が待ち受けていることは火を見るよりも明らかでしょう。
まずは、きちんと育てられた、犬どうしでも人間に対しても問題のない犬だけを選んで、大きな公園等でリードを離せるような場を作るべきだと考えています。これは広大なドッグランを手に入れたいといったことを言っているわけではありません。犬と人とを分離する今の日本のドッグランとは、むしろ正反対の方向。つまり、犬がいても人間が普通に利用できる環境でなければ意味はないのです。これを私は勝手に"オフリード公園構想"と呼んでいます。

こういった実験的な場が作れて、きちんと育てられている犬は一緒にいても何ら問題がないということが常識化することが、"棲み分け"ではなく"共生"には必要不可欠だと思うのです。
これを実現するためには様々な課題を解決していかなければいけません。行政の協力(場所の確保や条例の一部変更、広報など)、リードを離せる犬の認定方法、万が一トラブルが起こった時の対処法の確立... 一朝一夕にできることではないことはわかっています。ですが、同じような想いを持つ方々と協力して、少しずつでも実現に近づけるべく行動したいと考えているのです。
"このような団体が同じ方向性で活動している"といった情報をお持ちの方は、ぜひご教示くださいね。

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ありがとうって言えるまで どこかで見ててね
ありがとうって言ってるから どこかで見ててね

(DREAMS COME TRUE 「AND I LOVE YOU」より引用 CD"AND I LOVE YOU"収録)

posted by Tosh at 23:59| Comment(10) | 雑記帳

2013年12月09日

朝陽と夕月

今日、ペニーは生後10ヶ月を迎えました。
お散歩デビューは早かったものの、脚の怪我と手術のせいで、外の世界を堪能したりエネルギーを発散させたりは充分にできない日々が続いています。
ペニーを育て始めてしばらく経った頃に、"毅然とした親になる"決意をしたのですが、(自分に対しても)甘い私は手術後の不憫さを言い訳にして、ついつい甘やかしてきたのかもしれません。充分な運動ができてない反動もあってか、家の中でも外でも、仔犬のはしゃぎ方が治まっていないペニーです。

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とは言え、ふとした瞬間に、大人びた表情に気付くこともあります。
この写真もそんな一瞬を写したつもりなんですが... わかりにくいかなぁ?

10ヶ月齢のファルはもっと成犬に近い落ち着きがあったように思うのですが、この記事なんかを読み返してみると、(少なくとも外では)今思っているよりはずっとハチャハチャだったのかもしれません。超まったり犬の大人のファルと比較されるペニーはかわいそうな気もしますね。

さて、今回は昨日(8日)の日曜日の記録です。

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今月は骨を癒合(=完治)させてしまうために、運動制限を言い渡されているペニー。普段の日は、(たいていはカミさんに連れられて)朝に短い散歩をするだけになっています。

カミさんとファルが帰ってくる頃を見計らってペニーを連れ出したら、ちょうど散歩友達と一緒に戻ってくるところでした。右側に写っているのはボーボー君とマーブルちゃん(顔が隠れててゴメン)です。
久しぶりの友達にハイテンションになるペニー。飛び付いちゃダメというのもまだ教えられてないのが丸わかりですね... とほほもうやだ〜(悲しい顔)

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いつも凛々しい武蔵君も一緒でした。
朝陽を浴びて"白飛び"するふらふら白いワンズです。

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ファルのひょうきんな表情も一枚。
# これもマーブルちゃんがちゃんと写ってませんね。すみません。

ペニーは"おおはしゃぎ"しちゃったので、昨日の散歩は家から100mくらいのこの地点で終了になりました。まぁ、友達と遊べて本犬も満足だったようですケドね。

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午後からは雲が多くなったのですが、薄暗くなり始めた頃を狙って、ファルと夕方の散歩に出かけました。
散歩時にカメラを持ち出すことはめったになくなっていたのですが、この半月くらいで私の手がだいぶ改善してきたこともあって久しぶりに。

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わざわざ夕暮れ時に散歩に出たのは、月との写真を撮りたかったから。
一つ前の記事に新月前の早朝の月を載せたので、今度は満ちていく夕方のものをと考えたのでした。が、時間感覚がルーズな私、まだ三日月くらいかなと思っていたら、もう上弦の月に近くてずいぶん高い所に位置しています。
というわけで、こんなアングルの写真になっちゃいましたあせあせ(飛び散る汗)

巡る"月日"は(思っているより)早いっていうことですね。
posted by Tosh at 23:59| Comment(2) | ワンズ日記

2013年12月14日

真冬到来の日

昨夜は宵の内からグンと気温が下がったファルペン地方。
最低気温こそ-3℃程度でしたが、日中も冷え込んでいたので、昨夜焚き始めたストーブにはずっと火(か熾き)があった今日。真冬の到来です。

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冬と言えば、毎年掲載している光る海を載せておかなくっちゃ!
上は昨日(13日)の7時過ぎ、下は今日10時頃に撮ったもの。西風ですね。

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今朝も風が強かったので、風波できらきらと金属のように輝く水面の上で、流れる雲の影が刻々と形を変えていきます。冬の午前中の楽しみです。

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今週の火曜日(10日)、ペニーは避妊手術を受けました。
エリザベスカラーが固定されやすくて落ち着くのか、シーツが汚れていても、トイレ側の狭い隙間に入って寝ていることが多いペニー...ふらふら 見苦しい写真ですみません。

出血が少し多かったそうで10日は一晩預かっていただくことになったのですが、夜間に様子見に与えてくださったフードをガツガツ食べたそうで、日帰りでも大丈夫だったとのことでした。
11日に連れ帰った時から、手術直後だとは感じさせないハイテンション。ファル兄ちゃんと絡みたくて仕方なさそうなんですが、脚も縫合部も早くきっちり治したいので、しばらくの間は本格的に安静を言い渡してあります。

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サークルの中でおとなしくさせているペニーに合わせたわけでもないのですが、寒かったこともあって今日は家族全員が家の中で(だらだらと)身体を休めることにしました。
で、今週届いたDVDを見ることに。"犬はしぐさで会話する-1"。

ヴィベケ・リーセさんと藤田りか子さんの "ドッグ・トレーナーに必要な ・・・ テクニック"本は、3冊とも発売直後に購入しているのですが、微妙なしぐさの解釈はスチル写真だけだと前後の流れがわかりにくいと感じて、ほとんど読まずに積んでありましたたらーっ(汗)

プレイボゥ ドッグトレーナーズアカデミーさんが9月に両氏を招へいしてセミナーを開かれることを知った時には、東京まで出かけて行こうかと迷っている間に定員枠が埋まってしまって... # ゆのんさんは聴講されたそうです!
"神業"とまで言われるヴィベケ氏の観察力や解説を一度は見てみたいと思ってきたので、dog actually藤田さんの記事でこのDVDが発売されたことを知って、慌てて注文したという次第です。

で、内容なんですが、とっても面白かったです!
解説されている"しぐさの意味"自体はそれほど目新しいものはありません。が、流れる動画を一度見ただけでは私は多くのシグナルを見落としていることに気付かされます。そして、短いスパンで変化する犬の心理状態を文脈の中で瞬時に的確に把握しておられるのは、やっぱりスゴい!と感じざるをえませんでした。
興味を持たれた方は、ぜひご覧あれ。

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暖かい部屋で午後に少しうたた寝をしてしまい、気が付くと16時でした。
気温は1℃で、ダラけモードに入っていた私には寒過ぎます。ファルには申し訳なかったのですが、夕方の散歩はパスして庭でちょっと遊んでお茶を濁すことにしちゃいました。

彩りの少なくなった玄関前で赤い実を付けているのはイチゴノキです。

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今月に入ってからはあまり強い寒さを感じなかったのですが、11月末の冷え込みのためか、既に落葉樹はほとんど葉を落としてしまいました。
草も少なくなり、夏の何倍も広くなったウチの荒れ庭です。

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夕方で発色が悪いのですが、ファルのアップも一枚。

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気が付くと満月に近づいた月が東の空を上ってきています。やっぱり月の満ち欠けって早く感じますね。

まだ黄色い葉が残っているこの樹はロウバイ。例年ならひと月後には(すっかり葉を落とした後で)つややかな一番乗りの花を見せてくれるはず。
昨冬は12月に異常に冷え込んだせいか、1月に開きかけた蕾がぼとぼと落ちて元気をくれる黄色を楽しむことはできませんでした。今度はどうかなぁ?


今夜は昨日ほど冷え込んでいないので、流れ星を一つくらいは見たいと思っていたのですが、夜が更けるにつれ雲が増えてしまったファルペン地方。さきほどは少しだけ雪が舞っていました。
さぁ、年明けからは雪遊びに勤しめるように回復しようね! > ペニー
posted by Tosh at 23:59| Comment(2) | ワンズ日記

2013年12月21日

DiMAGEの再来?

今朝早くはうっすらと雪化粧していたそうです(私は大寝坊してしまったので...)が、日中はミゾレ混じりの雨が続きました。時々ボタン雪みたいに変わることもあるのですが、とても積もりそうには思えませんでした。
夜になって、北から流れる雲が少しずつ雪を運んできて、この記事を書いている時点で屋根は真っ白になっています。明朝はどうなってるかなぁ?

さて、今回はカメラネタ。専門用語?の説明もしない独りよがりの記事なので、興味のない方はぜひスルーしてくださいね。

拙ブログに掲載している写真の多くは、3年ほど前に購入した SONYのα55で撮ってきました。SONYらしいチャレンジが詰まっていた製品。ほとんどワンズのスナップ写真しか撮らない私は、今でも機能的にはあまり不足は感じていません。
"レンズ沼"に片足くらいは浸かっていると自覚していますが、身の丈も考えて、この2年はレンズの追加購入もしていません。フルサイズ機は欲しいと考えてきたのですが、α99の売値はずっと高止まりしているし、散歩に持ち出すには大層だという思いがブレーキをかけてきたのです。

二ヶ月ほど前(10月)、SONYから立派な案内が届きました。既に11/16に発売された α7/α7Rのお披露目。軽量なボディにフルサイズのセンサーを搭載した、ある意味待ちに待っていたようなカメラかもしれません。
最初は興奮気味にカタログを眺めていたのですが、ある一点が気になって、急に興味を失ってしまいました。それは Eマウント機だということ。私が保有しているレンズは当然のようにAマウントのものばかりです。アダプタをかまさないとそれらのレンズ資産が使えないというのは、フラッグシップ機からは遠い発想のものだと感じられたのです。それに、ゴツいレンズを(アダプタ越しに)付けた姿はあまりカッコ良いとは思えませんでした。

後になって知ったのですが、α7/α7Rと同じ日に、SONYからもう一台 DSC-RX10というカメラも発売されていました。型番からわかるとおり、αやNEXとは違って、コンパクトデジカメ部門のレンズ一体型の製品です。
ネットで見かけるレビュー等の評価が高いこともあって、どんどん興味が湧いてきました。35mm判換算で24mmから200mmをカバーするF2.8通しのレンズというのがセールスポイント。1インチのセンサーというのは APS-Cに物足りなさを感じている者としては論外の小ささですが、実写の画像を見る限りでは意外にもイイ感じ。ひょっとしたら、日頃の散歩時の撮影には最適な機器じゃないのか?という気になってきたのです。

α55で普段使いにしているレンズは、SIGMAの50-150mm F2.8 EX DC (75-225mm換算)と TAMRON A09 OEMの28-75mm F2.8 (42-112mm換算)。このブログに載せている写真の8割以上はこの2本で撮影しているはずです。特にSIGMAの方は、インナーズーム/インナーフォーカスで使い勝手が良いし、ワンズの表情を撮ったりするのには向いているのですが、風景の広がりやたくさんの犬が集まったシーンでは役に立ちません。散歩以外では交換レンズを持って出ることもありますが、野外での交換作業は、いつかレンズを落としてしまいそうな危惧がありますし、ゴミも入り込んでしまいそう... RX10があれば、そういった心配とは無縁で(防塵防滴にも配慮したボディだそうですし)気楽に思い立った画角でスナップが撮れそうです。

そんな話をカミさんにしていたら(根回しの交渉というつもりもなかったのですが)、意外な反応が返ってきました。"クリスマスプレゼントの代わりに買ってもいい"とのこと!

というわけで、今週、新しいオモチャがやってきました。# クリスマスよりちょっと早いのは、使ってみたいイベントが明日あるからなんです。

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右が手に入れたばかりの RX10。左はα55の前に(この記事までのブログでも)使っていた KONIKA MINOLTAの DiMAGE A200です。

DiMAGE A200を並べた理由は、実際に手にしてみて、RX10が DiMAGE (A1/A2/A200)とほとんど同じコンセプトのカメラであることをあらためて実感したからなんです。
もちろん、本来なら DSC-R1の再来と書くべき(SONY製品だし、T*レンズというのも共通しているし...)かもしれないのですが、R1は店頭でその異形を触ったことがあるくらいで使い勝手までは知らないものですから。

DiMAGE A1は、ちょうど10年前の2003年に、経営統合されたコニカミノルタから(MINOLTA単独のロゴで)発売されたレンズ一体型のデジタルカメラでした。現在のαシリーズに続くボディ内手振れ補正の機能を初搭載した記念碑的モデル。翌2004年にはA2、そして軽量化と低価格化を図ったA200へと引き継がれます。
当時私は NikonのCOOLPIX 950という200万画素の一世代前のデジカメを使い続けていたので、DiMAGE A1には強く惹かれました。が、先立つモノがなかったのか見送られることになり、実はA200を手に入れたのも発売から時間が経った2006年初頭でした。
A200購入の引き金は、コニカミノルタのカメラ事業から撤退のニュース。先の記事でも触れたようにミノルタには思い入れがあったので、ロゴが付いた最後の製品の一つをどうしても入手したくなったのです。α-7 DIGITALは高嶺の花だったので、手の届くA200の在庫を探したという次第でした。

この記事を書くにあたって念のためにいろいろ調べ物をしていたら、妙な偶然に気が付きました。
DiMAGE A200が発売された2004年11月19日は、α-7 DIGITALの発売日でもあったのです。
華々しくデビューしたα7の陰でひっそりと産声を上げたRX10、コニカミノルタ初のレンズ交換式デジタル一眼レフと同時に熟成して世に送り出されたDiMAGE A200... こりゃ、"再来"と書いても誰も文句は言わないでしょ!

御託はこれくらいにして、撮影してみた画像も載せておきましょう。

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やっぱり 1インチセンサーじゃ、望遠のF2.8開放でもあまりボケませんね。まぁ、これは前もってわかっていたことなので想定内です。
残念だったのは、解像力がイマイチだったこと。小センサーで2000万画素という無理をしているわけですから当然と言えばそれまでなんですが... やっぱりちょっと眠い。Vario-Sonnarへの期待が大き過ぎたのかもしれません。
それと、フォーカスが迷ってピタッと決まらないことがあるのにイラッとする瞬間もあります。きっちり焦点を合わせたい時には、手動ズームを諦めてダイレクトマニュアルフォーカスを選ぶ方が賢いかもしれません(幸い MFアシスト機能は使いやすいです)。

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広角側はとても使いやすいと感じました。
α55用には 10-20mm(15-30mm換算)という超広角ズームも持っているのですが、めったに使うことはありません。好きな画角の中望遠と同じ機材でこんな絵も撮れるというのは感激ものですね。

ちなみにペニーはまだ抜糸が済んでいません。10日の避妊手術から1週間の時点で水が少し溜まっていることがわかったので、(水抜きと共に)ステロイドの局部への注入をしていただいたからなんです。もう水は止まったのですが、念のために(ステロイドの影響がなくなる)連休明けまでオアズケになっている状態です。

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レンズ交換の不要なお手軽カメラとして購入したわけなので、その効能のわかりやすい写真も載せておきましょう。ファルを座らせた状態で、私自身も動かないで撮った二枚です。
まずはワイド端(24mm相当)。

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メーカの謳い文句では解像度が保てるという"全画素超解像ズーム"を使ってテレ端の2倍(400mm相当)まで寄ってみました。
普段はデジタルズームの類いを使うことはないでしょうが、イザと言う時にトリミングに頼るだけじゃない選択肢もあるのは良いかもしれませんね。

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マクロ撮影も使えると思います。
"花撮り"では αとSTFレンズの組み合わせに敵うはずもありませんが、出先でちょっと拡大撮影したくなった際などには、十二分に使えるはずです。

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オマケ的な一枚。試しに"プレミアムおまかせオート"で撮ってみたら、ちょっとびっくりするような夜景ができあがりました。
コントラストを落とした感じを与えずにHDRが強力に効くので、人間の目にはぼんやりとしか見えていなかった夜空の雲がクッキリ!

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撮影モードで"オート"を使うことはまずないと思うのですが、オートホワイトバランスは使えそうです。
α55では、一所懸命調整したつもりなのに合ってなかったり、次の撮影時に戻し忘れてたりしてレタッチに頼る必要に迫られたこともありました。面倒くさがりな私は JPEG出しに割り切ることにしているので、これは助かるなぁ!

というわけで、新しいオモチャを久しぶりに手に入れて興奮気味な私です。
しばらくの間、アレコレと使い込んでみることにしたいと思います。
posted by Tosh at 23:59| Comment(4) | 趣味あれこれ

2013年12月23日

X-mas Party 2013

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昨日、Aさん主催の恒例のクリスマス会が開かれました。
いつものように持ち寄り料理のレベルが高くって、お腹いっぱいに!

さて、手に入れたばかりのお気楽デジカメを持って出かけたわけですが、まだカメラの癖を掴めてないもので、歩留まりの悪いこと...ふらふら
パーティー会場の雰囲気は後掲の動画で少しは伝わる?かと思うので、ワンズ中心の写真でサクサクっと記録しておきますね。

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上に写っているのは常連のPOOHちゃんです。
目だけしか写ってない黒ラブはオペラちゃん。ビデオにも登場してるから写真の方はこんなので勘弁してね。

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ちょっと幼い表情に写ったバニラちゃん。いつも若々しくて、とうに二桁の年齢になっているとは思えません。

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こちらも初参加だったリシェちゃんです。
この記事のイベントで会って以来だったのですが、やっぱ美人さんだわぁ揺れるハート

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初めて会った元保護犬のレイディちゃん。落ち着いていて愛くるしい子です。

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ペニーも連れて行きましたよ。
春のパーティーとは違って屋内なので、何かしでかさないかとヒヤヒヤだったのですが、着いて早々こそハシャギまくっていましたが特に失態を演じることなく、皆さんに愛想を振りまいていました。春にも会った方々は、"あのチビちゃんがこんなに大きくなって!"と可愛がってくださったものね!
でも... 失態はなかったけれど、落ち着きもなかったですたらーっ(汗) 左に写っている6ヶ月齢のGRちゃんがもの静かな子だったので、より一層ペニーのハチャハチャぶりが目立っちゃってたようにも思います。

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ファルも昨年に続いてご一緒させていただきました。
え、背中に何を背負ってるかって? SONYのアクションカム HDR-AS30Vってヤツで、いわゆるウェアラブルカメラの一つです。オプションとしてドッグハーネスまで揃っているんですよ!
実はこれ、ファルへのクリスマスプレゼントなんです。もっとも、喜んでいるのは私ばかりで、ファルは全然嬉しそうじゃありませんケドね...ふらふら

というわけで、ファルの目線で見た、楽しいクリスマス会の様子です!
最初のカットは遅れて到着した直後のものなので、ファルも興奮している上にペニーが兄ちゃんに飛び付くもので... 見苦しい代物ですみません。

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撮影、お疲れさまでした。ありがとう、ファル。

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さ〜て、ワンズお待ちかねの"犬ケーキ"タイムです!
今回もハナははさんが素敵なのを二種類作ってきてくださいました。ありがとうございました。

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みんなに行き渡るように飾られた方もかわいいこと! なんでも犬種ごとの"型"があるそうです。
食べるのがもったいないようなケーキだったのですが、リトリーバ達にかかれば、みんな一瞬でお腹の中に消えていってましたねわーい(嬉しい顔)

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で、"まだもらってません"というような真剣な眼差しで、ゆっくりいただいてる子の横に釘付けになるヤツら...もうやだ〜(悲しい顔) オペラちゃん、ファル、バニラちゃん。

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というわけで、今回もとっても楽しいひと時を過ごさせていただきました。
いつもありがとうございます。> Aさん
後片付けも手伝わずじまいでしたが、これに懲りずまたお招きくださいね!

Merry Christmas !
posted by Tosh at 23:59| Comment(4) | ワンズ日記

2013年12月28日

フライングのお散歩

昨日から冷え込んでいますね。
日本中で大雪がニュースになっている(冬型が強い)時にはあまり降らないファルペン地方。昨日の日中にも降雪があったようですし、夜もチラチラ舞っていたのですが、今朝の雪の量は1cm程度でした。
お昼までに一旦ほとんど融けたのですが、夕方にまた1cmくらい積もって庭は真っ白になっています。20時の時点で気温は-3℃。寒いです。

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さて、サボリ癖でまたまた遅れちゃったのですが、先週末の連休最終日から今週のできごとを記録しておきます。

木曜日はペニーの二次診療機関の診察日でした。
骨をくっ付けちゃうために運動制限を指示されてから1ヶ月あまり。きっとバッチリ癒合していると期待していたのですが... 残念ながらまだ充分には繋がっていませんでした。
が、この一ヶ月でかなり空隙が減ったので、"もう大丈夫、後は勝手に付いてくれる"と主治医に言っていただけました。改善が少なかった場合にはプレート(orピン)固定も視野に入れておられたそうです。肘のアライメントもピッタリで可動域も問題ないので、再手術の可能性は全くなくなりました。もう二次診療機関に出向いてチェックしていただく必要もないとのこと! ようやく全快までカウントダウンに入りました。良かった〜!
ただし、後一ヶ月間はこれまでと同等の運動制限を続けるように言われました。長い散歩も控え、雪遊びも一ヶ月以降までガマンするようにとのこと。その後少しずつ運動量を増やしていけば、二ヶ月後にはフルに走らせて問題ないそうです!

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長時間の散歩は延期になっちゃったのですが、実はフライングしちゃってましたふらふら
先月の診察から一ヶ月経っていたこともあって、もう大丈夫だろうと連休最終日(23日)にファルとペニーを連れて夕方に出かけていたのです。
まぁ、一日だけちょっと運動するくらいは問題ないそうですけどね。

"三角"で武蔵君と会って、飛び付いて遊ぼうとするペニー。
武蔵君は思いっきり引いちゃってるし、自分も甘えたいファルはどうしたものかと困っていました。

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マキちゃんにも会えました。それほど大好き!というわけではない子とは、ゆっくり挨拶ができるようですね。

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真ん中の池に来るのも久しぶりのペニー。
というか、実は私もしばらくぶりだったんです。朝のファルの散歩はカミさんに任せっきりになっちゃってるし、この園地は夜は暗くてイノシシと遭遇しそうな場所なものですから。
# ちなみに昨夜は家の近所で3頭連れに出くわしましたあせあせ(飛び散る汗)

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薄暗くなり始めた遊歩道を進みます。
やっぱりペニーは楽しそうにグイグイ進もうとしちゃいますね。

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で、写真を撮ろうと立ち止まると、スグに手近にある棒などを見つけ出して齧り始める...ふらふら ちょっと呆れたようなファルの視線が可笑しかったです。

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帰り道は"お得コース"を選びました。
ファルを撮っていたら、ガサガサ、バキバキと派手な音が... 振り返ると、大きな木の枝を振り回してリードに絡めてしまったお転婆娘がいましたわーい(嬉しい顔)

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ファルのアップも載せておきましょう。
ペニーと一緒に山道を散歩するのは、またしばらくの間オアズケだね。

もう一つ、ぜひ書き留めておかなきゃいけないことがあります。
クリスマスイブの夜、郵便受けに大きなお届けものが入っていました。

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ペニーのお里からのクリスマスプレゼント!
一緒に生まれた子達も載っている、ペニー専用の製本されたアルバムです。

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プロのカメラマンさんによるチビの頃の素敵な写真が満載の感激モノ!
このページはウチに迎え入れる前に撮っていただいたもの。ファルとは初顔合わせの時でした。
ありがとうございました!大切にしますね。
posted by Tosh at 23:59| Comment(2) | ワンズ日記