到着してみると、想像してたよりもずっと広い会場にたくさんのワンズとその飼い主の皆さん。たしか20頭以上いたと思います。ファルコはそれまで、数頭の犬、数人の人間としか一度に会ったことがなかったので、ハァハァ言いっぱなしの大コーフン状態。
ソフトクレートに押し込んで見学させていただいてたんですが、"せっかくだから、やってみましょうよ!"とインストラクタの方に誘われてしまいました。ハンドラは皆さん女性だったため私がビビって逃げてしまったので、カミさんが生徒になったのですが...
悲惨でした。ファルは目の前を他の犬が通るたびに"遊ぼ!"。右へ左へキョロキョロ、ウロチョロ。超挙動不審犬と化してレッスンどころじゃありません。撃沈。
後でトレーナーさんが、ラブの"お子ちゃま"はこれで当たり前ですよ と慰めてくださったのですが、ホント恥ずかしかったです。
でも、フリースタイルが基本の積み重ねであることがよくわかりました。また、みかちゅーさんを始め、いろんな方とお話をさせていただけたこと、そして、皆さんが優しく接してくださったのは嬉しかったなぁ!
<その頃(2009/06)の"落ち着いている時"の ファルコです>
まだ基本のハンドリングが全然できていないことを思い知らされましたので、ダンスのことは当分の間考えないことにしました。# ようやく身の程を知ったわけです、ハイ。
二ヶ月後、一歳になったファルはまたちょっと落ち着いてきたようにも思えました。今度は私自身がレッスンを受ける目的でオープンクラスにまた参加させていただきました。"親ばか"の私でもフリースタイルは無茶だとわかっているので、ビギナー向けハンドリングのクラス。2009/08/30のことです。
結果は... またもや、というか前回以上に打ちのめされてしまいました。
6月はたくさんの犬がいる環境が初めてだったので、それに慣れていないのが一番の原因かと思っていたところがあったのです。つまりファルコの問題だと。
ところが、今回一番気になったのは、ファルが私のコマンドをまともに聞こうとしないことでした。アテンションが途切れるというようなレベルじゃなく、ハナっから私の方を気にしていない節がある。
他の犬達がじっとハンドラを見上げて、次のコマンドを出してもらうのを楽しそうに待っているのに対し、ファルはトリーツに惹かれて仕方なく動いているだけ(いや、動きさえしなかったことが多かったのですが)。"大好きなとーちゃんがいうことなら、ボクは喜んでするよ" といった信頼関係が希薄なことに気付いて愕然となってしまいました。
その日のファルの様子を端的に紹介してくださってるのがコチラ。
"一緒にダンスをできる"という妄想のもとに、妙に背伸びをして、コマンドの教え方等ばかりを気にしていた私にこそ問題があったと、ようやく気付くことができたのが、この日の最大の収穫でした。基本的なハンドリング以前に、ファルコから信頼/尊敬されることが大事なんだと再認識したのです。
まだ遊びたい盛りのファルに、へたくそなやり方で指示を押し付け続けると、本来私が願っていた "この子と楽しく暮らしたい" ということまでダメになってしまうんじゃないかと心配にもなり始めました。
正しい選択だったかどうかは判らないのですが、留守がちで一緒にいる時間が短いのだから、とりあえずファルコが1歳半になるまでの間は、新しいコマンドを教えることを止め、一緒に楽しむこと(結果的に信頼関係を強くすること)だけを考えようと決めました。
放っておいても問題犬にはなりそうにない"ファルの気性の良さ"に甘えた考えなのかもしれませんが...
同じラブでもみんな個性があるし、子(犬)育てってほんと大変だと思います。賢い子だからこそこちらの思い入れもあるし、長年の夢もあると思います。
それぞれの家庭の育て方や親子関係があると思うのであせらずにゆっくりとーちゃん宅にとってよい方法を見つけていってくださいね。またリリィともあそんでくださ−い!
いろいろ悩んだって、そんな大層なものじゃないですよ。アレコレ考えた(今も考えてる)ってだけです。
ご存知のようにウチは人間の子供がいませんから、その分入れ込んじゃってるのは確かで、それが悪い方(先日も指摘されたように"甘い"とか)にならないよう充分注意しなきゃと思っているところです。
リリィ(表記を間違えててゴメン)の調子が良ければ、一度連れて来てやってくださいね。もうちょっと元気なら、案内したい散歩道や川がいろいろあるんですケド。
これからも、いろいろ教えてくださいね。先輩!