2010年08月26日

Temple Grandin

先週末、テンプル・グランディン氏を描いたTV映画 "Temple Grandin"のDVDが届きました。
出張の際に、まずざっと見た("観た"というレベルじゃないふらふら)ので、感想を備忘録代わりに書き留めておきますね。

TempleGrandinDVD.jpg

英語が苦手な私は、セリフはほとんど聞き取れなかったのですが、"動物感覚"を読んだり、TEDのビデオを見たりといった予習?のおかげで、おおよその流れは汲み取ることができました。途中で英語の字幕を表示すれば良いことに気が付いたのですが、グランディン氏の特徴ある早口のところなんて字幕を追ってる余裕もなく...もうやだ〜(悲しい顔)

ストーリーは、高校生の頃から畜産施設の設計で活躍され始める頃まで(回想的には幼少の頃のシーンも)のグランディン氏の歩みを描いたものです。カーロック先生との出会いが彼女を前向きに変えていったこと、自閉症であることを否定するのではなく視覚思考者としての特質を活かした仕事を成し遂げられたたことがテーマになっているようです。
TEDのビデオで、ご本人自身が良く描かれているとおっしゃっている映像のフラッシュ記憶?や視覚型思考の映像表現は新鮮で、自閉症のことを良く知らない私にとってはとても興味深いものでした。

残念ながら グランディン氏とは対照的に言語型思考や概念思考に偏った私は、劇中で出てきたセリフや単語が記憶に残ってしまいます。カーロック先生がお母さんと話すシーンで出てきた自閉症者に対する "Different, but no less."とか、何カ所かで使われている他者を(屠殺される牛に対しても)"Respect"するということとか...
ですが、思い返してみると、見ていて自然に涙がこぼれたシーンというのは、セリフの言葉なんてほとんど気にしていませんでしたね。卒業式の歌やラストの部分なんかです。

日本では全く注目されてない作品ですが、本当に良い映画だったと思います。セリフがちゃんと聞き取れたらと、自身の英語力の貧弱さを呪うほどに...
実際、今年のエミー賞では、TV映画としては最多の15部門(作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞など)にノミネートされています。ちょうど今週末におこなわれる受賞式で、いくつの賞を獲得するか楽しみにしているところです。

このDVD、日本のamazonでも扱っていますので簡単に入手することができます。が、リージョンコードが1(北米仕様)なので、それを再生できるプレイヤー(PCならリージョン変更残回数に余裕があるドライブ)をお持ちでないと観ることができないので、興味を持たれた方はご注意くださいね。
日本語字幕版が出てくれたらと思いますが、期待薄でしょうねぇ。とても残念です。

2010/08/30 追記: 8/29の 62回プライムタイム エミー賞授賞式で、"Temple Grandin"は、TV映画部門で、作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞の5つの賞を獲得したようです。


犬の話が全くなかったので、今朝のファルの写真を少し掲載しておきますね。

100826a.jpg
届いたばかりのフリースラインドハーネスを装着。"金太郎ハーネス"よりはずっとカッコ良いですね!

2013/05/31 追記: このハーネスは、いわゆる"フリースラインドハーネス"ではなかったことがわかりました。TRIXIE社の Premium Touring Harness with Fleece Paddingという製品を、Fleece Lined Harnessだと思って購入しちゃったようです。

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散歩から帰ってきた二人。
朝夕はちょっと過ごしやすい気温になってきましたね。

100826c.jpg
posted by Tosh at 23:56| Comment(4) | 雑記帳
この記事へのコメント
はーい。

ただ今、「動物感覚」読んでま〜す。
”ながら読書”なので、なかなかイッキ読み出来ないのがツライところですが。。。

映画も観てみたいですねー。サブタイトルがイイぢゃないですか!まさに「Autism gave her a Vision.」そして、「Different, but no less.」なんですよね。

僕にもビジュアルで思考出来る素養があるはずなのに、”言語型思考・概念思考” に偏っちゃってるんですよねぇ。。。やっぱりたまには Brainstorming ? Breakthrough ? しなきゃですね!

そう言えば、”赤い子” がちゃんと特等席に移動してますね。そろそろいいシーズンになって来ましたもんね!そっちのレポも楽しみにしてます。♪
Posted by ラフ父 at 2010年08月27日 11:03
ラフ父さん、
(日本でも)自閉症に関わってこられた方は、グランディン氏のことは良くご存知のようですが、そうでない私みたいな人間にとっては、いろんな"気付き"を与えてくれる映画でした。
動物と付き合うということは、自分とは異なる感性を受け入れる必要があるわけですから、自閉症の方々、異なる価値観(宗教観や文化を含めて)を持つ外国の方々と付き合っていくこととも共通しますね。他者を"respect"するという姿勢を改めて考えてみたいと感じました。

赤い子は、(まだ暑いので)放置プレーのままです。涼しくなったら"ファルのナビゲータ化作戦"を実行しなくちゃと思っているのですが、まだシートの改造計画にも着手できてませんし...
Posted by ファルコのとーちゃん at 2010年08月27日 12:58
はじめまして、
私もDVD購入してすでに3回ほど見てしまいました。中に出てくるSqueez Machine(締め付け機)に興味があり図面を入手して、製作しました。テンプルさんが日本に来たときに実際に使ってもらったこともあります。

もし興味がありましたらいつでの使うことができるのでどうぞ!
場所は東京の小金井市の専門学校にあります。
Posted by NIKUMAN at 2010年09月01日 20:19
NIKUMANさん、
はじめまして。
DVD、二回目にしっかり見ようと思いながら、私はまだ放ったらかしになってしまっています。
本で締め付け機のことを読んだ時には、牛用のものよりももっと柔らかく包み込むように作られたのかと思っていたのですが、案外シンプルなものなのでビックリしました。
屠場の施設もグランディン氏の図面通り再現されているそうなので、NIKUMANさんが制作された締め付け機も映画の中で出てきたのとほぼ同じなんでしょうね。
締め付けられた時にどんな感じがするのか(私が入っても落ち着く?ことができるのか)興味はあるのですが、ウチから小金井市はちょっと遠いですねぇ...
実のところ私は、グランディン氏のことをあまり知らないので(自閉症関係の書籍は一冊も読んでないんです)、変なことを書いていたらご指摘くださいね。
これからもよろしくお願いします。
Posted by ファルコのとーちゃん at 2010年09月01日 23:27
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