2010年10月09日

四半世紀を越えて

7日に届いたデジカメは、SONYの α55というモデルです。
先月発売になったばかりの新製品。一応ミラーはあるのですがペンタプリズムがなくて光学ファインダ(OVF)の代わりに液晶のファインダ(EVF)が付いているので、いわゆる"一眼レフ"とは呼べない "ネオ一眼"というべき新しいタイプのカメラです。

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昨日8日の朝、出勤前にちょこっとだけ試し撮り。初めてシャッターを切ったのがこの写真です。やっぱり今まで使っていたデジイチもどきとは写りが違いますね。

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テラスに出てもう一枚。
実は今日の時点でも、まだほとんどマニュアルを読んでいないので、"AUTO"で何も考えずに撮ったものです。

ファルコをきれいに記録しておきたいと考えて、レンズ交換式のカメラに手を出してしまったわけですが、思い返してみると、"一眼"のカメラを(プライベートで)購入したのは実に 25年ぶりのことでした。

25年前に入手したというのは MINOLTAの α-7000という機種。
カメラに興味のある方ならご存知だと思いますが、一眼レフの世界にオートフォーカスをもたらしたエポックメーキングな製品でした。当時私はまだ学生だった(長いこと大学にいたもので...)のですが、何としても手に入れたくて、親に頼み込んで少し援助をしてもらったことを覚えています。

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今朝の一コマです。
せっかく新しいオモチャがやってきたというのに、昨夜からずっと雨降り。
散歩に行けないファルも不憫ですが、カメラを外に持ち出せない私も残念至極です。α55の売りの一つである高速連射でファルコが駆けているシーンを撮ってみたいんですけどねぇ...

学生時代に買ったのが α-7000、一昨日届いたのが α55。カメラ好きの方には言うまでもない話ですが、MINOLTAの αシリーズは、紆余曲折の末に KONICA MINOLTAという2メーカの経営統合、そして SONYへと引き継がれた経緯があります。
α55のボディ自体は、家電的な新しいアイディアが詰め込まれた SONYらしい製品で、純粋なカメラメーカーであった MINOLTAの直系の末裔とは言えません。が、α-7000が新しい技術で時代を切り拓いたのと同じようなチャレンジングな性格を持っているように思います。

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この写真を撮っているのは、MINOLTAの直接の資産である Gレンズ。(とは言っても、その中でも一番安いヤツですけどね)

実は叔父が MINOLTAのエンジニアだったこともあり、このメーカーにはちょっと思い入れがあるんです。

中学生の時に、お年玉を溜めて質屋で買ったのも SRT 101というMINOLTAの一眼レフでした。組み立て式の超廉価な天体望遠鏡と接続して TRI-X(当時の高感度フィルム)で夜空を狙ったり、安いサードパーティ製の中望遠にテレコンをくっつけて野鳥を追ったり、いろいろ遊んだことを思い出します。

α-7000の頃は、研究のフィールドワークで使う以外には、風景をモノクロで撮ることが多かったかな。空や雲のコントラストを上げるために、黄、赤などのフィルタを何枚か持ち歩いていましたっけ。そうそう、昔飼っていたチヨについて書いた記事の写真は、α-7000でリバーサルフィルムを使って撮ったものばかりだと思います。

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私の犬との関わり方に大きな影響を与えた"チヨ"を撮っていたのが α-7000、四半世紀が経った今、ファルコを撮るために選んだのが、その血を受け継ぐαシリーズだったというのは、(後になって気付いたのですが)何か感慨深いものがありますね。
posted by Tosh at 23:48| Comment(10) | 趣味あれこれ
この記事へのコメント
Gレンズの写真、待ってました〜!

僕もα7000→α9000 愛用者でした〜。
(ん?今も似た様な変遷してますね。^^; )
今思い返しても”衝撃”でしたね。
でも、残念なことに訴訟王国アメリカの餌食?になり、真面目なMINOLTAはモロにダメージを受けたのは、今思い返しても残念な出来事です。

同じ技術系(理系)の人間として、もっと日本の技術力に”自負”を持った対応を取っていたら、結果は違っていたかもしれませんね。(だって、今のカメラの世界って日本のメーカーなくしてはあり得ませんから。)

デジタルは何枚撮っても現像代がかかりませんから、撮りまくってカメラ&レンズの”美味しい”ところを最大限に使ってあげてください〜。blogの写真も楽しみにしてま〜す!
Posted by ラフ父 at 2010年10月11日 23:00
ラフ父さん、
昨日、ラブがたくさん集まって楽しんだのですが、実験とばかり、バシャバシャ撮ってみましたが... やっぱりレンズや機材より"腕"の方が問題だと痛感しましたよぉ(涙)。
まぁ、ちょっとずつ精進して(機材にも慣れて)、良い絵が残せるようになりたいなと考えているところです。

本文ではあえて触れませんでしたが、ハネウェル訴訟についてはいろいろ思うところがあります。
技術一本で成長してきた技術立国"日本"(今やその言葉も空しく感じることが多いですが)に衝撃を与えた大事件でしたからねぇ...
αショックで世界中を驚嘆させたミノルタがこの訴訟がきっかけで凋落していく一方、キヤノンは(少なくとも一時期)米国で最も多くの特許を保有する複合的な技術会社となって生き残ったという明暗にも考えさせられることが多かったです。

私の仕事も知的財産に頼る業種で、アメリカメーカの特許にかなり気を遣うこともあるんですが、彼の国の特許制度(国を挙げての知的財産戦略)には、イロイロ問題があると思っています。
Posted by ファルコのとーちゃん at 2010年10月12日 14:08
私も先週末にカメラを久しぶりに購入いたしました 銀塩時代からのカメラ歴が長いせいか、コンデジでは思うような写真が撮れないと思って、買ったEOS5DMkUと、一緒に買ったLレンズが重くて、以前使ってたEOS1HSやペンタ67と何が違うんだろと 

もうすぐ始まる建築の進捗状況を記録しようと67を持ちだしたものの、シフトレンズに加えて、フルマニュアル+露出計・・・・ 男はこういうくだらない言い訳を持ち出しては浪費するんですね
Posted by ruby(嬢の伯父さん) at 2010年10月12日 14:44
rubyさん、
5D Mark IIを新調されたってことですよね。
ううっ、(既にフルサイズな)カメラマニアな方がここにも...
って言うか、中判も使っておられる(おられた)んですかぁ! 以前、写真を見せてもらった時に良い絵を撮られるなぁとは思っていたのですが...

建築記録で Lレンズだと 14mmのヤツですかね。だとしたら、超広角の短いレンズのくせに 645g! 私が買った 70-300mmとあまり変わらない重さなんですね。ビックリ。
Posted by ファルコのとーちゃん at 2010年10月12日 15:48
ん〜。
日本とアメリカの国民性の違い、と言ってしまえば簡単な話なんでしょうけど、CanonやRICOHのように上手く立ち回れたら結果は違ってたんでしょうね。(まあ、そこがミノルタらしい?と言うべきなのか....。)

とりあえず1,000枚ほど撮れば(笑)カメラ&レンズにも慣れると思いますよ〜。

僕は機材の重量ってあんまり気にしてません。
だってオートキャンパーだし。(笑)

ペンタの67、いいなあ.......。(ボソっ)
Posted by ラフ父 at 2010年10月12日 18:15
ラフ父さん、
国民性という言葉が適当かどうかよくわかりませんが、駆け引きのしたたかさに関しては、少なくとも少し前までの日本(的)企業は不得意だったんでしょうね。
大企業は生き残るための術を学んだところも多いと思うのですが、最近でも国自体は"交渉"というものを全くわかっていないようで... 情けないですね。
ちょっと横道に逸れちゃいました。...このへんで止めておきますね。;p
Posted by ファルコのとーちゃん at 2010年10月12日 23:41
EOS1には、85/1.4使ってたんで、67にシフトレンズも大差ないだろうと・・・思ってたら大間違い、でした  あれ、使ったことある人なら分かるんですけど、ミラーショックが大きいんで、下記の作業が必要となります
1:第一、第二絞りを開けてフォーカス
  ※シフトするんで絞りが手動です
2:露出計測(MINOLTA AUTO METERW←ここ重要)
3:第一絞りを計測値に設定
4:シフト(この時点で暗くなる)
5:第二絞りを第一絞りと同値に設定(暗い・・)
6:ミラーアップ
7:レリーズ 
8:現像に出す 約一週間後に上がりが判明・・・
当然、脚はジッツォのスタデックスに、リンホフの雲台使ってます(じゃないとぶれまくります)
こんな事やってられません 私は気が極度に短いです
Posted by ruby(嬢の伯父さん) at 2010年10月13日 00:17
rubyさん、
"あれ、使ったことある人なら分かるんですけど..."って、該当する人はそうそういらっしゃらないと思うんですケド(笑)。
それに、"気が極度に短い"人は、67にシフトレンズなんてモノに興味を示さないはずですけどねぇ... ;p

かくいう私も、7年ほど前に、デジカメの便利さ(と"味"の無さ)が嫌になって、Retina IIIc(大窓)に手を出しちゃいました。露出計まで内蔵されていますから、rubyさんのレベルとは雲泥の差なんですが、細かいことが不得意な私は、露出を気にしていると距離がイイカゲンになり、距離がバッチリの時には露出が狂っているという失敗を繰り返して、結局持ち出すことがなくなっちゃいました。
今や、どこかにしまい込んだままになっちゃって、レンズはカビカビになっているはず。ごめんなさい。> カメラ
Posted by ファルコのとーちゃん at 2010年10月13日 01:11
男は”自己完結した機械”が好きなんですね
胎内回帰とかなんとか言われてますけど
レティナ、いいですねぇ 以前、ドイツのロボットを一時期探したことがありました

私は、突き詰めすぎてイヤになったのかも知れません 仕事でもないのに、難しいことするのが 
Posted by ruby(嬢の伯父さん) at 2010年10月13日 10:39
rubyさん、
なるほどぉ、"自己完結した機械"ですか。良い響きですね。
でも、その意味するところをきっちり理解するには、(多くの人にとっては無駄にしか思えない)時間を(場合によってはお金も)大量に費やす必要がありそうですねぇ。
たしかに、女性にはなかなか理解していただけない領域かも...(苦笑)
Posted by ファルコのとーちゃん at 2010年10月13日 11:49
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