昨日はかかりつけの獣医さんにナットを診察していただいたのですが、血液検査の結果でもほとんど何も問題が見つかりませんでした。フィラリアも陰性! 痩せていることさえ改善すれば、健康体と言えるようです。良かったねぇ!
ナットは新しい生活にもだいぶ慣れてきたようで、日々新しい面を見せてくれます。嬉しいこともあれば、心配の種だったりもするんですけどね...
前回はナットをお預かりさせていただけることになった経緯を書いたのですが、もう少し今の彼らの様子を書き留めておきたいと思います。

年上あるいは身体の大きい子にはほぼ必ずプレイバウで遊びをねだるファルコですが、ARKさんで初めて会った時からナットにはそういう素振りは見せませんでした。その時はたくさんの知らない犬達が居て緊張してたのだろうと思ったのですが、ウチに帰ってきた直後も、"追いかけて!"と遊びには誘うもののプレイバウは見せません。しばらく居候することが直感でわかって、先住犬のプライドがそうさせているのかなぁ?
この時にはまだ、ファルコもナットも事情が飲み込めないようで、特にファルはちょっとためらう表情も見せていたのですが、一日経った頃には、両者ともにお互いをそれなりに受け入れている感じになりました。
というわけで、ファルとナット > ファルナッ > ハルナツ というちょっと強引な語呂合わせで、"春夏コンビ"が結成されたわけです。



上の写真はナットをフェンスに繋留しているところを撮ったもの。なぜそうなったかというと、お散歩で会った相手の犬が吠えるとか攻撃の表情を見せると、すぐさまナットも対抗して吠えてしまうからなのです。

# 手前は日に日に大きくなっているダイスケ君。

が、多少神経質な要素のある子だけを注意していれば無問題かどうかは、現時点では私にはわかりません。少なくとも今のナットには心の余裕が少なそうなので(なおかつ日毎に変化もしてきているので)、後々に悪い影響を残さないよう注意しながら他の子達に近づけている毎日です。
なお、散歩中にナットが自分から他の犬に吠えることは、今までのところ一度もありません。初めて会ったどの子に対しても、尻尾をゆったり振りながらむしろフレンドリーに近づいて行こうとします。ただ、ほとんどの相手に対してプレイバウを見せるファルコのような能天気さはありませんね。
# まぁ、ファルが特別なんだと思いますケド...
それが、相手がマズルに皺を寄せただけで、急にスイッチが入ったように(後ずさりしながら/攻撃行動には直結せず)吠えたりする。それに刺激されて更に相手が吠え立てるという悪循環も二度ほど経験しました。
# これも、どんなに吠えられようが哭かれようが、困った顔をするだけのファルとの生活では経験しようがなかったことです。

が、室内に入ると暴走機関車のような勢いで、アチコチ走り回って、高い所に飛び付くは、いろんなモノを噛もうとするはで、今日の段階でもいつになったら"放牧"できるか見当がつきません。というわけで、今はまだ人が居る時でも、ファルの"お部屋"(サークル)に入れています。ファルは長時間の留守番時も完全放牧に切り替えました。
# 写真のエリザベスカラーは、ARKさんで去勢手術を受けたため。
連れてきた初日(16日)は、(庭遊びや散歩時はそうでもなかったのに)サークルの中ではかなりのストレス感じているようで大変でした。
長時間ずっと歩き回り、サークルに飛び付き、ほとんど座ったり横になったりすることがありません。疲れ果ててからは時々眠ってはいたようですが、ほんの少しの物音に反応して飛び起きるという一夜でした。
バリケンに入れて暗くするということもやってみたのですが、興奮状態は全く治まらなかったので、当分の間の"お部屋"に慣れてもらう方を選んだのです。
上の写真は月曜日(18日)朝のもの。私達夫婦が身支度をしている雰囲気に反応したのかナットがヒンヒンと哭き始めると、ファルコが別の部屋から駆けて行ってサークルの脇に横たわったところです。"大丈夫だよ"と言ってるようにしか見えませんでした。


18日は4時間余り、19日と昨日は7時間前後のお留守番を春夏コンビにさせたのですが、両者とも慣れないトイレではオシッコもしていませんでした。
(おそらくは外飼いだったろうと思われる)ナットのトイレトレーニングは長時間我慢ができるだけに手こずりそうですね。いろいろ手強いなあ...

ストレスが溜まっているせいか、ナットは噛むことが好きなようです。オモチャであれば良いのですが、私の服装(腕も含む

ちょっと苦労話っぽくなってしまったので、後は写真中心で。



ヘラヘラした気の良いだけの男の子じゃなかったんだねぇ!

きっと少しずつ良くなっていくはずです。きっと。
新しい人間と生活するようになって数週間かけて、犬は人間の評価?を定める(まあ、コレを”空気を読む”って事なんでしょうけど)ようですから、僕ならば最低限の呼び戻しだけ可能になったら、だだっ広い場所(出来れば車も人も来ないような所)で ”音を上げるまで” 走らせます〜。ん?コレはサイト系に限定かもしれないので、レトリープやら水泳やら織り交ぜて頂いて.....。ヘトヘトになって、その場にへタり込むくらいまで徹底的に遊んでやります。
まずは、自分の事を好きになってもらうことですよね。とーちゃんの言う事を聞く&一緒にいるとイイ事が起こることがわかれば、向こうから「とーちゃんに好かれるにはボクどうすればいい?」と考えてくれるハズ。。。
ん〜。チョッと理論が古いとお叱りを受けそうですが
難しく学問学問しなくったって、良い関係を築くのは人も犬も結構共通点があるのでは?と思います。
あ、それから....アフガンはそんなもんです。(笑)
結構気性の激しい子、いますよ〜。
ナットくんが相手によって吠えるとのこと、やっぱり毎日新しい経験の連続で知らない犬に出会いだったり、初めての場所だったりで、楽しいことと不安なこと、緊張することが入り混ざっていることでしょうね。
リリィも以前はどんな子に出会っても”あそんで〜””すきにして〜”で、吠えられてもちょっとっ困った顔をするくらいでしたが、歳をとってからはあまり親しくない子や、吠えられやすい柴系の犬に出会うと近づいてあいさつするのですが不安なのか背中の毛がすぐ立つ様になりました。
決して怒っているわけではなく、むしろ気弱で、こわがりになったのだと思っています。
それといつもこちらが何もしていないのに吠えられる犬に出会って、先日は一言吠え返したので、ちょっと驚きました。耐性もやっぱり低くなるんだと思います。
もっとも耳が聞こえないので、少し離れた所で相手がいくら吠えていても眼中に入っていない時は全く気付きもしないんですが(笑)
ナットくんはもともとそうなのか、それとも環境の変化に敏感になって神経質になっているのかわかりませんが、たぶん彼なりにまだまだ不安で毎日一生懸命なんでしょう。ゴールデンの人なつこさは救われますが、それでも、生まれ育った地域とは空気のにおいから水の味、すべてが違うのだから慣れるまではそれなりに時間がかかるんでしょうね。小さい子やもっと神経質な子だったらもっといろいろな症状が出てもおかしくないかも。
でも、ファル君がいてくれて、ナットくんもよかったね!
ファル君エライぞ!ナット君のそばにいてあげてね。
2頭いると大変なことも多いけど犬同士のやりとりも見れて楽しいことも多いですよね!
マークと先代犬の里親になった母としましては、いろいろなお心遣いやご苦労をお察しします。
マークが5,5ヶ月でウチに来た時、散歩に連れ出してもオシッコをせず、家に入れたら大量のオシッコをされたことを思い出します^^。
慣れてくるしだいに部屋の真ん中にオモチャやガラクタを集めるようになり「収集癖のある子だね」と話していたら、ある時、某局(NHK?)の外国の犬などの番組で、同じことをしている犬を、これは「ここでみんなと一緒にくらしたい」という犬の意思表示です、と言っていたことに驚きました。もっと早くわかっていれば…と悔やまれました。(さっさと片付けたりしてました><)
しばらくしてその癖?はなくなりました。。
とーちゃんさん、お仕事してらしてもお家のことが気になられるのではないでしょうか?^^
やがてナットくんも徐々に慣れて、一段と楽しいファルコ家がイメージできます!
返事がまた遅くなってすみません。昨日の午後からタイトな予定が詰まった出張だったものですから。
犬の学習方法に興味があるのは確かですが、"理屈"で関係を築こうとしているわけではありませんよぉ。"自分の事を好きになってもらう"(信頼してもらう)というのが基本だというのは同感です!
ARKさんから、少なくとも1ヶ月くらいは逸走の可能性があるので注意するように指導を受けてますので、オフリードで山を歩くのは当分の間お預けなんです。庭でファルコと走り回るのは楽しそうなんですが、興奮しすぎるところが少し気掛かりなんですよね。
もうちょっと馴染んで信頼関係ができたと思えるようになったら、当然のように川に連れて行こうと思ってます。
預かった当初のナットの神経質さ、目の中の不安な色はかなりなくなってきました。だいぶ慣れてきてくれたようです。一昨日や今夜の散歩では、会ったワンコが好戦的な態度や不快を表す唸りを示しても、(一度は吠えたけど)落ち着いて、友達になりたい動作を続けていましたよ。
テンションが上がりやすいのは変わらず、というか場面によってはヤンチャ度合いが進んだ部分もあるような気がします。もうちょっとゆったりしてくれると良いんだけどなぁ...
やっぱり仕事中も気になりますよぉ。でも、トイレのことを除けば、ファルが年下の"お兄ちゃん"をしてくれているようなので、もうだいぶ心配はしなくなりましたけどね。
最初に留守番させた時なんか、サークルを飛び越えて家中を破壊しまくってるじゃないか?という別の気掛かりも強かったですけど... ;p
以前の記事("NO DOG, NO LIFE": 雑記帳)でも少し触れたことがありますが、実家で後から迎えたリュウが成長してから、先住のチヨを苛めるの(下克上?)を経験したことがあります。なので、やはりおっとり系のファルコが立場を逆転されて萎縮してしまうのだけはどうあっても避けたいんですよね。ナットは興奮が進むと、ファルの首などに噛み付く(まねをする)のです。それをファルが恐いと思ってしまったらマズいので、どんどんエスカレートしそうになる前に、今は(不本意ながら)やんわり介入することにしているんです。ファルは唸るとか鼻先に噛み付くとか一切しないもので...
いずれそんな心配も解消されて、二頭が楽しそうに(バトルも含めて)遊ぶのを、のんびり眺めていられるようになると信じています。本来の飼い主さんにお返しした時に、"居候先は楽しかったよ"と報告してくれるような預かり親になりたいものですね。