2011年07月07日

白い犬達との週末

7/2(土)、東京で高校(自体は大阪なんですが)の同窓会があるので上京することにしていました。先月後半になってどうぶつ家族の会が"震災チャリティー大集会"というイベントを同じ日に開催されるとの情報が入ってきたので、急遽飛行機の便を繰り上げて少しだけ参加してきました。

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会場に着くと、ホールの入り口の辺りに人だかりが...
応援に駆けつけた白戸家のカイ君でした。ミーハーにも iPhoneでパチリ。

この"どうぶつ家族の会"は獣医さん達が中心になって(業界の企業を巻き込んで)立ち上げられた団体ですが、参加させていただいたのは(当然ながら)一般人向けの"市民講座"の方です。
メインのプログラムは2つのパネルディスカッションだったのですが、時間の関係で第2部の"どうぶつが人を助ける"の方は最初の部分しか聞くことはできませんでした。

第1部は"被災動物を助けたい"というテーマで、東日本大震災の直後から現在までの被災動物を取り巻く実状の報告等がおこなわれました。

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多彩なパネリストの中でも、石巻で自身も被災されながら石巻動物救護センターの立ち上げに尽力されたあべ動物病院の阿部俊範獣医師や、福島県で被災動物の救護にあたっておられる千葉小動物クリニックの河又淳獣医師の話は非常に興味深いものでした。

津波被害の最も大きかった石巻市地区ですが、幸いなことに震災直後から(一次)避難所で同行避難が可能でした。避難された多くの方々が気力をなくして暗い表情だったのと対照的に、ペットを連れて避難できた方々は明るかったというのは特に印象的です。
同行避難の重要性、被災動物達はできるだけ飼い主が会い(探しに)に行けるその地域で保護すべき、動物を助けることは人を助けることなんだという主張には説得力がありました。

同行避難が認められていない福島県でも、(民間の協力を得て)避難所に隣接するシェルターができてきたそうです。そういった前進がある一方で、原発から20Km圏内の解決への道筋が見えない現状も報告されました。
この地域にはまだ 3000頭くらいの犬が残されていると考えられているそうです。フィラリアの陽性率が 50%ほどもあること、大半の犬達は不妊処置がなされていないために、多くのメス犬達が妊娠(or既に出産)していること(これらはナットを預かる際にオリバーさんからも危惧を聞いていました)。フードは自衛隊やボランティアの方々等のおかげでかなり行き渡っていて飢餓に苦しむ犬はほとんどいないそうですが、残っているのは警戒心の強い犬達が多くて、保護が難しい面もあるようです。
このままでは、阪神大震災の時とは比較にならない規模の野犬の群れができてしまいそうですね...

現地で尽力してこられたプロの方々のお話が直接に伺えて、いろんな考える材料をいただけた催しでした。ありがとうございました。

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"どうぶつ家族の会"の存在を知ったのは、何度か散歩時にお会いしたことのあるサラ君のブログでした。このイベントに引き合わせてくれた彼の写真(5月のものですが)も載せておきますね。
実は、会場で席に着いたらすぐ近くにサラ君のおかあさんがいらっしゃってビックリしたんですよ!

さて、ウチの白いワンズのことも少し記録しておきましょう。

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日曜日の午前中に戻ってきて、お昼過ぎからは例によって水泳を絡めたお散歩にでかけました。今回の第一の目的は、今年になってからまだマトモに川遊びを堪能できていないファルコを充分に泳がせてやることでした。

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というわけで選んだ水場は T側上流。
砂防ダムの池なので、昨年より少し岸が広がってました。水はいつものようにきれいだったのですが、予想以上にブヨが多いのには閉口しました。

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ファルが気持ち良く泳いでいるのを見ていれば、あるいはダミーを追いかけて、ナットも自分から泳ぎ出さないかとの期待もあったのですが、残念ながら今回もダメ。

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また、鵜飼いに勤しんでるし... ウォータードッグの名折れだよ、ナット。ふらふら

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あまり遠くにダミーを浮かべてもは諦めてしまうので、ギリギリのところに放ってみるのですが、体が浮くところまではどうしても行ってくれません。
上の写真が限界の距離(深さ)。それでも、自分で胸まで浸かっているのでだいぶ進歩だと思います。ひょっとしたら次回は期待できるかも!
posted by Tosh at 23:56| Comment(4) | ワンズ日記
この記事へのコメント
“動物を助けることは人間を助けること”の一文にたいへん共感を覚えます。
ちょっとニュアンスは違うかもしれませんが、迷いながら大きな犬の里親になった時、いつも救われるのは自分達の方でした。動物レスキューで本当に救われるのは人間の方なんだと、改めて確信しました。
とーちゃんさん、ありがとうございました。

保護されていない犬たちのことを思うと、胸が痛みます…。
Posted by マーク母 at 2011年07月08日 18:45
マーク母さん、
たしかに、ナットがウチに来てくれたことで、私もファルコもいろんなことを学べています。"救われたのは私の方だ"と胸を張れるほど達観できてはいませんけどね...(苦笑)

震災の後、何か自分にできないかと考える中で、私は被災動物を本気で飼い主さんの元へ返そうとされるであろう団体のお手伝いがしたいと思うようになりました。自身が災害に遭ってファルコと生き別れになった時のことを想像し、そういう悲惨な状況の中で私が願う希望って何だろうと考えた結果でした。
ARKさんが連れて来られた飼い主不詳の保護犬37頭のうち、ナットのようにまだ家族がわからない子は8頭。飼い主が見つかった29頭の内、既に家族の元に戻れた子は9頭だけのようです。本来の飼い主さんの生活が安定して、もう一度その子達と暮らせる日が少しでも早く訪れますように!
Posted by ファルコのとーちゃん at 2011年07月09日 17:17
先日は、遠いところをわざわざありがとうございました。
会場でホントにビックリしましたよ(笑)

これだけの大きな災害になると、支援の方法もいろいろ考えないといけなくなりますよね。
震災当初は「ちゃんとした団体へ」ということで赤十字がメインだったように思うのですが、逆に今は「実働している団体へ」という考え方の方が現実的かな?と思っています。

今回のイベントは、サラ♂がレスキューされたときに知り合った友人からの紹介でしたが、その友人の友人が今度福島に入ることになりました。
http://vaffa311.com/

地震と津波の被害だけでも大変なのに、福島は放射能という目に見えない敵と戦わなければなりませんが、それでも「どうぶつたちを助けたい!」と、強い意志と高い志で働きかけてくださる獣医師の方々には、本当に頭が下がりますね。
Posted by サラ母 at 2011年07月10日 13:31
サラ母さん、
"大集会"に参加させていただいたのは、本当に支援していい団体か見極めたいという思いもあったんです。コンテナの設置という明確な方法論と支援金の透明化には好感を持っていたのですが、何せいろんな団体(怪しい所も)が活動していますから...
本来は赤十字や動物救援本部に集約することのメリットは大きいと考えているのですが、スピードの面等で課題が露呈しちゃいましたものねぇ。

ところで、私は共同募金のように義援金と支援金を明確にすることが大事だと考えています。ある程度の時間が経てば支援金をうまく実働団体に回すことが復興のカギだと思うからです。
日本人は義援金(義捐金)という言葉の響きに弱いのか、実態にあわずにその言葉を使って寄付を募っている団体は少し警戒するようにしているんですよ。
# VAFFAさんもバナー等と本文が混乱していますね。

石巻動物救護センターの動きは、日本の動物保護活動にとって重要な意味を持っていたと思いますが、"その場"にいることさえできない福島の解決法は、まだ五里霧中という感じですねぇ。サンクチュアリ等の話もあるようですが、どうなる(私達がどう支援/支持していく)べきかきちんと考えてみたいと思っています。
Posted by ファルコのとーちゃん at 2011年07月10日 22:00
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