2012年03月19日

ナットの観察学習?

この週末は、地域活動の会合が2回、知人との議論?、仕事関係の会食といったイベントが立て込んだところに、私の腰痛がちょっとぶり返した上に 雨... 残念ながら、遠出も休日らしい充実した散歩もできずじまいでした。

そんな中、土曜日にトレーナーさんが出張レッスンで来てくださった際に面白いシーンがあったので書き留めておきます。# 写真は以前の残り物ですケド。

120303k.jpg
少し前から、ファルコは"箱"のトレーニングをしています。小さな箱の中に四本全部の脚を入れられるようにするもので、(普段は意識的に動かすことの少ない)後脚を自由に動かせるようにすることで、筋肉の充実等を図ろうというものです。箱の大きさを徐々に小さくしていくとともに、深さのある箱を用いたりすると、意識的にヨイショっと後肢を持ち上げないと全ての脚が入ることはありません。

ファルがカミさんとそのトレーニングをしている横で、ナットは私と"じっとしている"練習をしていました。チラチラとファルコの様子を窺いながらも、かなり長い間ドッグベッドでフセをしていたのです。が、ファルが深い箱にうまく入れて褒めてもらった瞬間(だったと思います)、我慢しきれなくなったナットが跳ね起きて"箱"に突進。あっと言う間に前肢二本と後肢一本を箱に収めたのです。全部の脚は入れられませんでしたが、大きな箱でさえ一度も練習していないのに、そこそこ高さのある小さめの箱にいきなり後ろ足まで入れたのにはビックリ!

ファルコが箱に入ったら褒められるのを横目で見ていたナットが、"ボクもそれをやって褒められたい!"とトライしたと誰もが思えるシーンでした。
何せ一瞬の出来事でしたし、たまたま(勢いで)後脚一本が入っちゃった可能性も否めませんが、私の感覚では見事な観察学習だったように思います。

120117j.jpg
ナットを迎える前に書いた記事で、多頭飼いになったら "どんなふうに"模倣"がおこなわれるのかに注目してみたい"と書いたことがあります。

ナットを預かり始めた頃、かかりつけの獣医さんは、"ナットがファルコの良い所をマネしてくれたら良いんだけどなぁ... 往々にして悪い行動が移ったりするからなぁ"と期待/心配してくださっていました。もちろん、私たち夫婦も同じ気持ちだったわけです。

あれからもうすぐ一年、二頭がどんな風に"模倣"をするかについてはずっと気にして見てきたつもりですが、実のところ、そうであろうという行動はそれほど多くはありませんでした。それでもいくつかの行動に関しては、ファルコの様子を観察してナットが覚えたように思っています。

一番最初に気付いたのは、"トリーツを貰うために座る"という行動でした。預かり始めてしばらくの間、ナットは一切座ることをしませんでした。立って歩いているか、疲れ果てると横になるかの二者択一。スワレ、オスワリ、シット、ダウン...どんな声符も通じませんでしたし、その後の行動パターンからも、十中八九、座ることは教えられていなかったのだろうと考えています。
が、一週間程度のうちに、トリーツを見せるとファルコが座るので、横で一緒になって座るようになったのです。ナットには座らないと与えないという対応をしていないにもかかわらず。なので、スワレのコマンドを覚えたわけじゃなく、単に"とーちゃんがオヤツを持っている時だけはこんな恰好をした(座った)方が良いらしい..."という感じでしたが。

声符に関しても、ファルコの様子を見て覚えたと思えるものがいくつかあります。その一つは"ストレイト ゴー"。散歩の途中に春夏コンビが左折を好む交差点があります。時々は真っ直ぐ進むために"ストレイト ゴー"と声をかけます。ファルコにはそれに従った際に褒めるというトレーニングを少ししたのですが、ナットには全くしていませんでした。散歩の際は(後ろを付いて歩くわけではないのですが)ファルのことを気にしているナット、いつの間にかコマンドの意味を理解していました。

120117k.jpg
一方、ファルコがナットの行動を"模倣"したと思えたことはほとんどありません。唯一そうかもしれないというのが"拾い食い"ふらふら
ナットは以前から松ぼっくりを見つけると口に入れる悪いクセがあります。食欲を満たすためか食感を楽しむためと思われることが多いのですが、時には、"ダメ、出して!" と私達に構ってもらうために拾い食いのフリをしていると感じることもあります。
一時期、ファルコも松ぼっくりの拾い食いをマイブームにしていたことがあります。こちらをチラッと見てから口にしたり、声をかけられるとペッと素直に吐き出す様子を見ていると、"コレをやったらボクも構ってもらえる"と学習しちゃったように思えたものです。

120311r.jpg
ファルコとナットは仲が良いとは思いますが、どちらも結構マイペースで、一緒に行動するということは(バトル等の遊び以外には)あまりありません。
"後から迎えた犬は、先住犬のマネをしてくれるのでしつけが楽"といったことはよく耳にしますから、ベッタリ一緒にいるのを好むような子達なら、"模倣"ももう少し頻繁に見られるのかもしれませんね。

ナットにはファルの"お利口"なところをもっとマネして欲しいとも思うのですが、まぁ、仲良く遊んでくれているだけでもありがたいことですよね。
posted by Tosh at 23:49| Comment(2) | 雑記帳
この記事へのコメント
ふむふむ。
これは一緒に生活させてみないとわからない問題ですね。とても興味深いですねー。
ウチはラフ1頭ですが、やはり物事をおぼえる一番の原動力は「褒めてもらえる!」かもしれないと思っています。
Posted by ラフ父 at 2012年03月21日 14:23
ラフ父さん、
正直に言うと、もっと模倣がおこなわれるのかな?と思っていたところはあるんですが、冷静に(客観的に)眺めていると、そんなには多くないんですよね、観察学習って。
今回の"箱"は、他の可能性が排除しやすいシチュエーションだったので、"解釈"は間違ってないと思うのですが、一般的にはなぜそのような行動を覚えたかについての判断は難しいと感じています。

ナットとの関係ではないですが、ファルコと初めてGRTの競技会に参加させていただいた際、前の競技犬の動きをじっと見つめていたファルが、ほとんどルールもわかっていないくせに、それなりに頑張って(部分的には)似たような動きをしてくれました。あの時も"ちゃんと見てるんだなぁ!"と驚いたことを思い出します。
Posted by Tosh at 2012年03月22日 00:06
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。