2012年07月06日

ハーネス・ジプシー

先月初頭から始めた BJORKIS Harnessに代わるハーネス探し
6月中旬には国内で入手可能なモノに見切りを付けて、日本に入ってきてない外国製品を直に試してみることに切り替えました。

基本的には、トラッキングに使われるような(Perfect Fit Harnessみたいな)タイプが良さそうだと考えているので、その方向のものを2種類、別系統のショップに注文してありました。それが、ちょうど同じ日に届いたので、そのレポートをば。

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ナットが付けているこのハーネス、実はファルコ用にと注文したものです。
というのも、まずはナット用の"後ずさり"に強そうなモノを求めてきたのですが、ERGOCOMFORT Harnessも Hurttaの Padded Y-harnessも、ファルには(胸回りが小さ過ぎて)装着できません。気に入ったものがあれば(サイズ違いを追加して)お揃いにしたいと思っていたのですが...
ベルクロの長さが限界の(つまり、あまり使いたくない)サイズ 5の BJORKIS Harness以外は、夏(&水遊び)に適したハーネスがなくなっちゃったファル。何か見繕ってやる必要があったのです。

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これは、マラミュート(やハスキー)用の犬ぞり関連を得意とする犬具屋さん Nordkyn Outfitters (アメリカ)から届いた Watersport Harnessです。同社の Tracking Harnessをベースに、バックルや当て布の素材を変更してある"濡れること前提"のモデル。
川遊び大好きなファルコにはピッタリだろうと選んだわけです。

それをなぜナットが着けているかというと、ネオプレーンのパッドがウェットスーツを適当に切って縫い付けたようにも見える状態で、無防備だから...
って、意味がわかりませんよね? 実は、春夏コンビがバトルを始めると、ナットはファルのハーネスにも"かぶり付く"んです。こんな簡単にちぎれそうなものがピラピラついてたら、ほぼ間違いなく誤食に繋がりそうなものですから。

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というわけで、これから水泳犬を目指して特訓しなきゃいけないナットが、たまにこのハーネスを着けることになりそうです。

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で、ナットの"後ずさり攻撃"に耐えてくれるんじゃないかと期待して購入したこのハーネスは、結局ファル用になりました。
上記の Nordkynの Watersport Harnessが Perfect Fit Harnessと同等の一定の抜けにくさを発揮する一方で、これはその点では全くダメだったからです。

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ドイツの Niggeloh / Hunting Accessories部門の "Follow" Harness。
狩猟関連という趣味性が高い顧客層を相手にしているためか、非常にクオリティが高い製品です。どこを取ってもキッチリ作ってある感じ。

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背中だけじゃなく胸(の下の方)にもリードの取り付け金具が付いていますが、これは Haltiや Easy Walkのような No-Pullを目的としたものではなく(発想が好きじゃないので、私はその手のハーネスを使うつもりはありません)、ブラッド・トラッキング時にこちらに繋いだ方が機能的な場合があるからのようです。

細部にコダワリを感じさせる上に高級感のある、ガサツなウチの家族には似つかわしくないハーネスが、これからのファルの定番になりそうです。

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同時に到着した二つのハーネスなわけですが、"作り"の精度は全く異なります。もう、笑ってしまうくらいに!
Niggelohの方が "いかにもドイツ人が作りました"という隙のない工業製品なのに比べて、Nordkynの方は "運動会の前夜に慌ててお母ちゃんが作ってくれました"的な手作り感ありありのものです。縫い目は揃ってないし、パッドの裁断などもハサミで適当に切ったのがミエミエ。実際に、ご夫婦(+α)で家内制手工業として作られているのだと思います。

こんな風に書いてしまうと Nordkynの製品を非難しているように聞こえるかもしれませんが、実のところは否定的に感じているわけではありません。強度や応力の分散などの重要な部分には、犬ぞり用品のノウハウが詰まっているようで、質実剛健な現場主義を感じられるモノです。ま、正直に言ってあまりカッコ良くはありませんけどね。

"いかにもアメリカ人的な大雑把な作り"と紋切り型に言いたくなりますが、Ruffwearという非常に(精度も使い勝手も)信頼できるモノ作りをしている犬用品屋さんを知っている以上、"アメリカの製品は..."という言い方は控えざるをえません。
# 余談ですが、Ruffwearの社長は自身のことを "LEADER OF THE PACK"と HP上で紹介しておられます。シャレてますよね。

そして、その Ruffwearをも凌ぐ細部にこだわった製品作りをしていたのが Niggelohだったわけで、同時に着いたために比較されてしまった Nordkynは気の毒と言うべきでしょう。値段だって倍以上しますしね。

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Niggelohのコダワリについてもう少しだけ。
上の写真はハーネス(黄色)のお腹の部分と、一緒に購入した GRIPという名前の肩掛けリード(オレンジ色)です。

縞模様に見える部分は糸が縫い付けられていて盛り上がっています。それによって留め具に引っかかって緩みを防いだり、手に持った際の滑り止めになっているんですよ。リードのフックなども見た目の美しさと実用性を共存させていて好感が持てます。その分、重過ぎるきらいはあるのですが。

ハーネスの後端には丸いホックが三つ並んでいます。手前の一つは、リードをお腹側に繋がない際に金具がブラブラしないように留めておくためのもの。奥の二つは、犬の体に合わせてベルトの位置をどちらか選べるようになっているとともに、ベルトの中央部を固定する役割を担っています。
一つ前の画像に写っているように、首の部分が立体的に成形されていてフィット性とクッション性を持たせてあるなど、いろんな部分に"へぇ〜"と驚かされる工夫が施されている、とても満足度の高いハーネスに出会ったわけです。

とは言っても、一つ失敗もしてしまいました。
このページで購入したのですが、オレンジ色のを注文したつもりが届いたのは黄色。返品しようかとも思ったのですが、よくよく調べてみると Niggelohで "Ultra"というとこの色になるようなんです。Follow Harnessで黄色いのなんて、メーカのページやカタログも含めてどこにも載ってないんですけどね...
というわけでリードと色違いになっちゃったわけです。残念です。


いろんなハーネスを購入してみたものの、ナットの"後ずさり"に耐えられるものは以前から使っている Web Master Harness以外に見つけられていません。トラッキングタイプのものではどうしてもダメなのかなと諦めつつあるところなんですよね。
改めて書いておきますが、蒸し暑い日本の夏でなければ、この Ruffwearの製品は最高に優れモノだと思っています。Water Workにも使えるし、ハンドルの位置や大きさも絶妙で介助用途にも耐える万能製品なんてのはコレくらいしかないでしょう。それを再認識させられたハーネス探しの旅でした。

実はもう一つだけ特殊な用途のハーネスをイギリスのショップに注文してあるのですが、それについては到着した折りにまた。
posted by Tosh at 23:27| Comment(0) | ワンズ日記
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