2010年02月08日

教育パパの水泳教室

若い頃に水泳やダイビングにハマっていたせいか、私は泳いでいる人や動物を見るのが好きです。なので、"ラブラドールを飼うなら絶対に外せない"と思っていた楽しみ方は川遊び。
ファルは体の重いガイド系ラブなので、(ディスクはもちろん)アジリティのようなハードなスポーツはさせられません。が、水泳なら関節等にも負担にならず体力増強に有効なハズ。

2009年の春、ファルの体がある程度でき上がり、暖かくなるのを楽しみに待っていました。散歩の途中、浅い小川にザブザブ入ってバシャバシャ水飛沫を上げて走るのは大好き。なので、水深のあるところに連れて行けば、すぐに泳ぐものと信じていたのです。
妹のところのリリィはパピーの頃に氷の張っている池に飛び込んだそうですし、某トレーナーさんちのGちゃんは月齢4ヶ月の時に池に突撃してそのまま潜水泳法を披露したと聞いていましたしね。

梅雨も明けたかという6月後半、家から歩いて10分くらいの所にある小さな淵に連れて行きました。自分からは飛び込んでいかないので、木の枝を投げて深みに誘ってみると... 足が着かなくなったとたんに大パニック!がく〜(落胆した顔)
バッチャバチャ手足を暴れさせて何とか岸の岩にしがみつきましたが、見ている私も溺れるんじゃないかと思わず焦ってしまった瞬間でした。
その後は、どう誘っても用心して深みには近づこうとはしませんでした。ふらふら

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<"事件"が起こったのはこの場所ですが、当然写真は後日のもの。手前は浅瀬になっているので、実際に泳げる距離は数メートルしかありません。>

水かきを持つウォータードッグの系統なのに泳げないとはなんたること!?
調べてみたら、リトリーバー種であってもスグに泳げる子ばかりじゃないとわかったのですが、期待が大きかっただけにちょっとショックでした。

カミさんに呆れられながらも、水泳犬養成計画を発動します。
水に浮くタイプのオモチャやダミーを買い込み、天気が良い週末の散歩には必ず川をコースに入れたのでした。

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体が浮いても平気になったのは、実家の近所の少し広めの川。
なんとか自分から喜んで泳いでくれるようになったのは、上の写真のN川上流(狭い橋を通っていく所で〜す)。7月の中旬になっていました。

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そうそう、ファルもやります。意味のないブルブルッ。ふらふら

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8月に入る頃には、泳ぐのが大好きなカワウソ犬ができ上がりましたとさ!
めでたし、メデタシ。わーい(嬉しい顔)


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# 季節外れの話題ですみません。でも、まだ続いたりします。
posted by Tosh at 23:56| Comment(4) | ファルコの成長記録

2010年02月10日

川探しの日々

昨年の夏は、ほぼ毎週末、川探しにでかけていました。
遠くても良ければ、とってもきれいな清流や池も知っているのですが、当時ファルコは車に乗るのが好きではなかった(今もあまり変わってないけど)ので、できるだけ近場にいくつかのホームグラウンドを持ちたかったのです。

ネット(当然みかちゅーさんのブログなんかも)で情報を集め、地図(や航空写真)を分析し、この辺りかなという場所には実際に行ってみるということの繰り返し。なかなか見つからないスポットも多かったのですが、その代わりファルといろんなところを散歩することができました。
先の記事で "N川上流"と書いた堰堤のプールも、近くまで行きながら2回は辿り着くのに失敗した場所です。

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T川上流の砂防ダムの池。きれいな水質の平水面なので、長い距離を泳がせるには最適です。
ダミー等を遠投する道具さえあれば、100m近い距離を往復させられるんじゃないかと思います。ちょっとしたハイキング気分も味わえる環境にあるんですが、真夏はブヨが多くて閉口しました。
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何度も泳いで疲れてきた時にあまり遠くにダミーを投げると、私を見上げて "またアソコまで行けって言うのぉ"って顔をするのがおかしかったなぁ。それでも帰ってくると"すぐに投げて!"とせがむんですけどね。エンドレス。わーい(嬉しい顔)
上の写真では水が汚れているように見えますが、局所的に砂(と多少の泥)を巻き上げてるだけです。

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ちょうど一歳になったお盆、カミさんの実家へ初めての泊まりがけの遠出をした時にも、やっぱり現地で探索に出かけました。この川は浜名湖の北の方に流れるM川。結構流れがあって、ファルが一所懸命に掻いていても一カ所に留まっちゃう"ルームランナー状態"も楽しめました。
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オモチャをくわえて泳いでいる時は、マジメな修行僧のような顔付をしていることが多いのですが、浅瀬をバシャバシャ走る時は野獣になりますね。こっちの方が見ていて楽しいかも。

溺れかけた淵のある A川のずっと下流の堰堤のプール(夏休みの日中は、子供達がターザンロープでダイブしてる)や、上流の砂防ダム(エントリ地点が泥っぽいのが難)など、かなりいろんな泳げるスポットを発見しました。何度も通おうかと思う場所はそう多くはありませんでしたけど。

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そんな中で、もっともお気に入りになったのは、定番の H峡です。
車での移動に30分くらいかかるちょっと遠いエリアですが、雨の有無にかかわらず水はきれいですし量も流れている。何よりも魅力的なのは、数百メートルのオーダーでリバートレッキングを楽しめること。何カ所かこんな淵があって手頃な距離の水泳もさせられます。
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沢靴までは用意しませんでしたが、川へ行く時はいつもマリンシューズ。こんな堰堤等が出てきたら横を通っているハイキング道を巻いて進めるのでお手軽に冒険気分が味わえます。わーい(嬉しい顔) 犬連れの方、登山者、バーベキューのグループなんかにはよく出会いますけどね。
この渓谷と、上で紹介した T川上流はよく通いました。たくさん泳がせたい時は T川、トレッキングも楽しむなら H峡です。
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秋に入ってから新規開拓は止めましたが、気分に応じて N川上流や、(普通の散歩の途中に)最初に紹介した淵なんかも取り混ぜて、ずっと川遊びにいそしんでました。この写真は雨の H峡ですが 撮影日は 11/1。さすがにその頃に犬と一緒に川をザバザバ遡上してるのは私達くらいのものでしたね。ふらふら

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川遊びの記録の最後に、もう一度 "カワウソ君"に登場してもらいましょう。

今年は琵琶湖辺りで本格的な Water Work (Trial)にも挑戦してみたいなぁ!
posted by Tosh at 21:38| Comment(2) | ファルコの成長記録

2010年02月13日

陽のあたる場所

川遊びに適した季節が終わった11月、今度は山歩き、楽しい道探しに精を出すようになりました。
幸い近所にはたくさんのハイキング(登山)道があり、季節によって表情を変えてくれるので、飽きることはありません。今回ご紹介するのは近所のお山に登るコース。(写真の撮影日は12月上旬)

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よく通る散歩コースから逸れて登山道を少し歩くと、リョウブの林の中。この辺りまではアップダウンも少ないので真夏(の朝夕)でも訪れることがあります。その先は坂が続くので、暑い季節はパス。
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どんどん登って行くと、木々がなくなって眺望が開け始めます。平日の散歩で歩く池が見下ろせて気持が良いポイント。
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更にもう少し笹原を登ると山頂。家からの標高差が 200mくらいのちょっとした軽登山ですが、40分くらいで到着するのでいつも手ぶらです。
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山頂は広くはないのですが、少し下るように進むとまた違った景色が広がります。ほんのちょっと汗をかいただけでこのような風景を楽しめるのは山暮らしの特権ですね。わーい(嬉しい顔)
しかし、ファルコが居なかったら時々来るようなことはなかったはず。
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360°の空、ポカポカ陽があたっていると本当に気持が良いんですよ!
...でも考えてみたら、ファルと散歩していると、冬の夜、氷点下の風に耳を切られるような状況でも、心はあったかいんですよね。...ファルコの存在自体が私にとっての陽のあたる場所なのかもしれません。

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山頂に戻り別ルートで帰ることにします。少し下ったところに沢があるので、水分補給とちょっと水遊び。
秋から春にかけてのとっても贅沢な散歩コースです。
posted by Tosh at 01:31| Comment(2) | ファルコの成長記録

2010年02月14日

短かった一年間

川遊びに明け暮れ、いつの間にか庭の木々も色づく秋になっていました。
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夏草の処理をほとんどする時間がなかった(というか時間があればファルと遊んでいた)ので、庭が草ボウボウの荒れ地と化してしまった 2009年の11月。

ファルコを迎えたこの一年で、私の生活は以前とはガラリと変化しました。この子と元気に暮らしたいとの思いから嫌いな病院にも行くようになり、日々の散歩の効果もあって随分健康にもなりました。

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いろんな方々と知り合えたことも嬉しい変化。ファルコが "一緒に遊びたいよぉ"と踊っている相手、Wシェパード "ムサシ"の飼い主さんは、ずっと以前に一度お会いしていた方。ファルがいなければ、きっと"再会"もなかったことでしょう。

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我が家の一員になった時には 10Kg足らずのパピーだったファルも、この頃には 34Kgの立派な成犬になっていました(体重自体は今現在も同じです。骨格が充実したのと体が締まったので相殺かな)。
どんな人にも、もちろんどの犬にもワッホイしていたのが、かなり改善してきたのもこの頃でしょうか。ただし、中型犬以上には今も変わらずのハイテンションぶりですが...ふらふら

そうそう、11/7には PAWSさんに泊まりで預かっていただく初体験もさせました。このペットホテルは設備も申し分ないし、スタッフの方々が本当に犬好きなのが伝わってくる素晴らしい施設です。
初めての私達夫婦が居ない、しかも他所のウチでの夜。やはり寂しそうにはしていたようですが、おおむね"お利口だった"そうで安心しました。
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独り残して出かけたのは、毎年参加しているクルマのイベントのため。(運転してるのはカミさんです)
実は、この愛車の助手席にファルコを乗せてアチコチ出かけるのが、以前からの私の目標なんです。今年の11月には、ファルをナビゲータとして件のイベントに参加したいと目論んでいるのですが...

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涼しくなってからは庭で一緒に過ごす時間が増えました。庭仕事をしていると、何か手伝いたくて仕方ない様子。
刈った植物を集めておくと "ボクが運んであげるよ!"と くわえて持っていくのですが、バラバラこぼして散らかす結果に...ふらふら 枯れた草を抜いていると "こうやれば良いんだね!"と 育てている低木を引っこ抜いてしまうし...もうやだ〜(悲しい顔)
ファルはあまり作業意欲が強い犬じゃないと思うのですが、こんな形で will to pleaseの気質を発揮されるとは... 嬉しいやら困るやら。

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本当にあっという間の一年間だったような気がします。
毎日が楽しく充実していた一方、良き飼い主になるにはどうしたら良いんだろうと考え続けた日々でもありました。留守番の時間も長いし、何をするべきか伝え方が悪くて混乱させるし、ファルはウチに来て幸せなんだろうか? と。

過去の"成長記録"はこれでお終いにします。
これからも、出来事や考えたことなどをボチボチ書き留めていく予定。

この記事を書いているのは 2010/ 2/14。ファルコはちょうど 1歳半になりました。バレンタインデーでもあるので、照れずに愛の告白を書き留めておきましょう。("釣りバカ日誌"の有名なプロポーズの台詞をお借りします)

「僕はファルコを幸せにできないかも知れない。
 でも、僕はファルコと暮らしたら、間違いなく幸せでいられます。」
posted by Tosh at 01:38| Comment(0) | ファルコの成長記録